手持ちのEDVはここのところ価格を下げているのですが、まだ含み益がある状態だったので、そこまで気に留めていませんでした。しかし、EDVの個別銘柄詳細を確認してみると、驚いたことに利回りがSEC利回りで5.11%という表示になっていました。5年のチャートで見ると、ほぼ最安値圏に到達しています。米ドル建てではこれほど下がっているのかと、とても驚きました。日本円換算で見ると、今は少し円安に傾いているので、かろうじて含み益がある状態だったようです。
トランプ氏は経済の活性化のために政策金利の利下げを望んでいますが、そこまでのペースでは米国金利は下がっていません。また、関税政策などの影響で米国の物価高、インフレの進行が懸念されている面や長期的に見ると国の財政が厳しくなるのではないかという懸念もあって、長期国債の金利は上がっている(国債の取引される価格は下がる)という状況なのでしょうか。
米国バンガード社が米国株式よりも米国債券の比率を上げたほうが良いというアナウンスをして、一時注目されましたが、確かにその流れになっているようにも感じます。
一方で、日本についても高市政権になってから積極財政という動きのなかで、将来的に財政が厳しくなるのではないかという懸念が広がり、長期金利が上がる傾向にあります。先日も10年国債の利回りが心理的節目とされていた2.0%をあっけなく超えて、大きく報道されていました。
Tracersの日本国債ウルトラロング(30年平均)は長期国債の利率が上昇したことに伴い基準価額が下がり12月23日付けで、9,859円となっています。
以前は日米金利差が縮小して、為替は円高に向かうと言われていましたが、先日の政策決定会合のあと、植田総裁の記者会見を境に大きく円安に傾いてしまいました。結局は大多数の人が予想したとおりには経済は動かないということで、極力のリスクを低減するために、長期、分散、積立の大切さを感じています。

コメント