楽天グループ株式会社から12月12日に第29期株主優待制度に関する詳細が発表されました。2025年12月末時点の株主を対象とした株主優待です。
昨年までと比較して楽天モバイル回線を1年間使うための条件が厳しくなりました。整理すると以下のようになります。
- 2025年12月末時点の株主名簿に記載された100株以上を保有する株主を対象にして、楽天モバイル回線(音声+データ30GB/月プラン）を6ヶ月間無料で優待。(2025年12月26日の取引終了時までに株式を保有しておく必要あり）
- 2025年6月末日時点の株主名簿に、2025年12月末日時点と同じ株主番号で記載または記録された100株以上保有する株主は追加で同回線が半年間無料。(同様に権利付け最終日までに株式を保有する必要あり）
なぜ、楽天グループがこのような制度に変更したかを推測すると、昨年までの方法では、12月末日に株主優待の特典対象となったあと、1月に入ってから直ぐに株式を売却してしまう投資家が多かったのではないかと思います。
今回の方法であれば、少なくとも6月末までは株式を保有し続けないと、1年間、楽天モバイル回線を無料で使えなくなります。楽天グループとしては株価の大きな上げ下げは避けたいので、安定株主を増やすための措置とも言えるでしょう。
すでに、楽天グループの株主優待SIMを使用している場合は、次の株主優待の条件をクリアーして、正しく手続きすることで同じSIMを継続して使うことができます。
楽天モバイルの契約数も、もうすぐ1000万回線の大台をクリアーするところまで来ているので、次の株主優待がどうなるかは気になっていました。楽天モバイル回線の優待が継続してもらえて良かったです。
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