楽天モバイルがeSIMの不正利用によりスマホが乗っ取られる事案の注意喚起

　楽天モバイルでeSIMを不正に利用される事案があったことが報道されていました。犯人はフィッシングサイトなどを通して楽天のIDとパスワードを入手、物理SIMカードをeSIMとして再発行して、モバイル通信サービスを不正に利用します。（SIMスワップ詐欺と呼称されている）

　また、単にモバイル通信を不正に利用されるだけではなく、犯人の端末で銀行口座の二段階認証を突破して不正送金などの犯罪にまで悪用されてしまいます。

　eSIMはネットワークを介してオンラインで開通手続きが行えるため犯罪で悪用されやすいのが実態です。（物理SIMであれば個人宅に配送できるほか、本人確認も実施できる）

　楽天でも、IDとパスワードに続いて二段階認証をするなど、セキュリティの強化が間違えなく必要だと思います。

　楽天モバイルでは、同じパスワードを使い回さず、サービスごとに異なるパスワードを設定する、ログイン通知機能を利用するとともにログイン履歴も定期的に確認する、楽天IDはメールアドレス以外をユーザIDとして利用することを推奨しています。

　また、すでに身に覚えがないeSIMの再発行が行われている場合は、下記の手順で復旧することを案内していました。