最近、AI、クラウド、EV関連銘柄など、ハイテク系のセクターはかなり株価でも過熱感があって、バブルなのではないか?などともささやかれています。そんなグロース株に投資するのが、現在は得策なのかどうかは悩ましいところですが、興味があったので調べてみました。
NASDAQ100やFANG+に投資する投資信託やETFは全体的に手数料(経費率)が高めな商品が多いですが、その中でも気になったのが、米国バンガード社のVUGという米国の大型グロース株に投資する低コストETFです。テクノロジーやヘルスケアなどの成長性が高いセクターを中心に約185の銘柄で構成されています。ベンチマークはCRSP US Large Cap Growth Indexに連動するインデックスファンドで、経費率は驚きの0.04%という低コストを誇っています。配当利回りは約0.6%なので、インカムゲインを狙う目的ではなく、キャピタルゲインを狙う投資家向けです。
ほかに成長を期待できる、Invesco社のQQQとう商品もよく名前を聞きます。こちらは、NASDAQ100 INDEXに連動したETFでテクノロジー中心の約101銘柄に投資しています。ただ、こちらの経費率は0.20%と少し高めになっているので、長期保有を前提とすると少し気になってきます。配当利回りは約0.5%なので、やはりキャピタルゲインを狙う人に合っています。過去10年のパフォーマンスで比較すると、QQQの方が約+2%分優位でした。ただし、ボラティリティや最大ドローダウンはQQQの方がリスクが高いです。
そんな傾向を確認して、試しに1株分だけVUGを購入してみました。VUGは一株あたりでかなり高めの484ドル前後で取引されていましたので、少し買いにくいETFではあります。今後、間違えなく調整で大きく下げることが出てくると思いますが、テクノロジー関係は生成AIの成果が表に出始めるのがこれからだと思うので、握力高めで保持しておこうと思っています。リーマンショックのときは約6カ月かけて株価が下落して回復するのに約2年半かかっているので、握力高めで保持するのはこの期間が参考になると思います。

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