楽天証券の資産づくりアプリ「iGrow」は、楽天証券で保有している株式、債券、投資信託について、年間の配当金(分配金)がどのくらいになるかを表示してくれる機能が付いて、とても便利になりました。従来、配当キングなどのアプリに自分で資産を手入力して年間配当金(分配金)や各月で貰える配当金を確認してきましたが、iGrowであれば楽天証券の口座と連動してくれていて手入力が必要ないので、とても便利です。しかし、iGrowで表示される配当金の総額は、配当キングなどの配当金管理アプリと比較すると少なく表示されるので、これが何故なのか考えてみました。
受取済み金額について
今現在から見て過去分については、「受取済み金額」が表示されています。したがって、ずっと積み立てを行っている場合は、配当金(分配金)の権利確定日以降に増えた分の配当金(分配金)金額は、受取済み金額に反映されません。増えた分については、次の年になると予想金額に反映されることになります。
こちらの画面の場合は、現時点では1月分と3月分の配当金は受取済みで、6月以降は予想金額が表示されています。1月分と3月分の配当金に関する権利確定日以降に買い増した株式、投資信託の配当金は、この1月と3月の金額には含まれていません。


予想金額について
現時点の保有銘柄から想定される、株式の配当金と債券の利金のみが表示されています。投資信託の分配金や貸株の配当金相当額は表示されていません。こちらの画面で見ると、6月分は投資信託の分配金額が発表済みの段階のため「緑色」が棒グラフに含まれていますが、9月と12月の棒グラフには緑色の投資信託の予想分配金が表示されていません。

また、「合計金額」に表示されている金額が減ってしまうこともありました。これは純粋に「予想」していたときの金額よりも発表された金額の方が少なかった、または為替が円高に傾いたといった理由が想定されます。
あくまでも、このアプリに表示される配当金(分配金・利金)は目安として見ておいた方が精神衛生上は良いと思います。

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