最近、Youtubeで投資に関する動画を見る機会が多くなってきました。ここで見ている一連の情報の中で、経済評論家の山崎元さんの動画は、投資商品に関して中途半端な言い方をしないで端的に説明してくれるので、とても分かりやすいです。前回はバランスファンドに関する解説を見ていたのですが、山崎さんは全くバランスファンドを推薦していませんでした。バランスファンドに投資のアセットアロケーションをお任せしてしまうと、自分がどの程度のリスクがあるものにどれくらい投資をしているかが分からなくなることがNGの理由として挙げていました。年金を運用しているGPIFのようなところは、4資産均等型(国内債券、国内株式、米国債券、米国株式)のバランスファンドのような運用をしていますので、バランスファンドなら安心な選択肢になると思っていたのですが、意外な教えだったと思います。
また、NISAのような利益に対する課税が行われなくなる口座で、バランスファンドを購入することも勧めていません。せっかく、利益に対する課税がなくなる特典があるのに、利益が抑えられる債券などを含むバランスファンドを購入しても勿体ないので、利益が大きく狙えるインデックスファンドを選んだ方が良いという意見です。特定口座では債権を含めて購入して、NISA口座ではオルカンを購入するなどして資産全体でアセットアロケーションを考えることを推奨していました。
さらに、バランスファンド、対面型ファンドラップ、ロボアドバイザーのラップの3種類があったとき、どれが良いかという質問に対しては、「どれもダメだけど、バランスファンドがまだマシ」という回答でした。ファンドラップやロボアドバイザーのラップは投資信託などの商品にかかる手数料に加えてラップを運営している会社の手数料を取ることや、ラップを運営している会社にとって儲かる投資商品を選択しがちになるので、トータルとしてコストが高くなることをデメリットとして挙げていました。
山崎元さんのこちらの本も購入してみようと思っています。
2014年の記事ですがこちらにも同様の主張が解説されていました。
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