シュワブUSディビデンド・エクイティETF(SCHD)による高配当ファンド活用投資

今年の前半、トランプ関税ショックによる株価の急低下が発生するまでは、投資系YouTuberはSCHDに関する情報を扱う場合が多かったと思います。SCHDは米国では有名な高配当ETFですが日本では直接投資することができませんでした。(同じ高配当ETFのジャンルでもバンガードのVYMは日本から直接購入できます)

しかし、楽天がSCHDをマザーファンドにして投資信託を発売したことに続いて、SBIも取り扱いを始めたことや、楽天SCHDの信託報酬が値下がりする動きなどもあったので、取り扱われたのだとは思いますが、最近はSCHDの情報を目にすることが少なくなりました。

トランプ関税ショックのあと、米国の株価はV字回復していますが、SCHDに関しては基準価格の戻りがあまり思わしくありません。ワタシの場合はトランプ関税ショックでSCHDの株価が低迷しているときも買い増ししていたこともあって、ようやく原本割れ状態からは抜け出しましたが、とても満足できるレベルではありません。

そんなSCHDの苦境もあって、YouTuberに取り扱われる機会も減っているのかもしれません。

ただ、良く考えてみると、調子が良いときに動画で多く紹介されて、調子が悪いときはあまり目にしなくなるということであれば、動画の情報を鵜呑みにすると、基準価格が低い本当は仕込みどきだった時期を逃してしまう可能性もあります。そう考えると、やはり投資は難しいと思います。

今年の5月からは、楽天やSBIに続いて、日興アセットマネジメントからTracers SCHDも登場しました。実は配当金を受け取れる時期が3本のSCHDでうまいことに一ヶ月ずつズレています。

  • Tracers SCHD 1月、4月、7月、10月
  • 楽天SCHD 2月、5月、8月、11月
  • SBI SCHD 3月、6月、9月、12月

この3本はすべてNISAの成長投資枠対象ファンドなので、この3つのファンドに投資をすると、あたかも毎月分配型の高配当ファンドに入るかのような効果が得られると話題になっています。ただ、一つの証券会社で3種類とも購入することはできないので、複数の証券会社に口座を作る必要があることは煩わしく感じます。

SCHDは年の経過とともに上がっていく配当金の増配率が魅力と言われていますが、今後どのような推移をたどっていくのか、また3種類のSCHDで何か違いは出てくるのか、楽天SCHDへの積立をしながら興味深く見守っていきたいと思っています。

コメント