みずほダイレクトアプリで楽天証券の残高表示機能を追加

みずほ銀行のインターネットバンキング(残高照会、振り込みなどができる機能)をするためのアプリ「みずほダイレクト」に楽天証券の残高を表示する機能が実装されることになりました。債券や国内株式など商品ごとの運用損益も一覧できます。サービスは2025年7月28日(月)から開始されます。

2023年11月9日に「みずほ証券及び楽天証券ホールディングスによる戦略的な資本業務提携の強化について」というニュースリリースが出ています。みずほ証券はそれまで楽天証券の株式を19.99%持っていましたが、この際に楽天証券株式をさらに追加取得しています。楽天グループは楽天モバイルの投資に伴い、赤字決算が続いていたので、これにより得られたキャッシュは財務改善に寄与したものと思います。

その後、2024年12月には楽天証券が使っている個人顧客の住所変更などのシステムをみずほ証券が相乗りすることで、今までは郵送が必要だった手続きをオンラインで完結できるようにすることを発表しています。

さらに、2025年3月には、らくらく出金、投信積立スマート買付などの新しいサービスを楽天証券とみずほ銀行は発表してきました。今回のみずほダイレクトアプリに楽天証券残高を表示できるようにする機能を追加するのはこの流れの一環なのだと思います。すでに、楽天銀行については楽天証券の口座とスムーズに連携できる仕組みを整えていますが、みずほ銀行の口座もこれに近づいていくのかもしれません。楽天証券は1200万口座、みずほ銀行は2400万口座あるので、これらが融合していくことによる効果は大きいものと思います。

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