楽天証券で夜間取引(PTS)を使ってみた

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東証

 最近、株価が急速に下がっています。昼間、東京証券取引所を介して購入した株を翌日まで持っていると、海外の株式市況から見て、株価がより下がってしまいそうな雰囲気があったので、夜間取引に手を出してみることにしました。

 夜間取引というと、面倒くさい手続きが必要な感じもしますが、楽天証券の場合には必要な規約に合意をしておくだけで簡単に申し込みを行うことができました。かなり以前、確か3月頃にこの辺の手続きは実施していたのですが、その後、PTSを使用するチャンスがなくて、そのまま放置されていました。

 まだ、参入する証券会社が少ないときには、PTS市場は閑散としていて、あまり約定しなかったという情報もありましたが、最近はどうなっているのでしょう。大手の証券会社が加入しているので、それなりに取引の件数が増えていることが期待できます。

 また、楽天証券では、夜間取引を使用した場合の売買手数料も安めの設定になっているので、財布に優しいのも嬉しい点です。ちなみに、下記のような料金体系になっています。

約定代金 現物取引
50万円まで 472円/1回
100万円まで 840円/1回
150万円まで 1,050円/1回
150万円超 1,575円/1回

 この価格については、昼間の取引形態コースにかかわらずに、別個に上記の料金が発生します。夜間の取引で、そんなに何回も約定させるようなこともないような気がするので、上記の1回の約定ごとに料金が発生する仕組みで確かに良いような気がします。


 楽天市場でPTSを使用するためには、昼間の取引と同様にマーケットスピードを使用して取引をすることができます。

 残念ながら携帯電話上で使用するiSPEEDについてはPTS取引にはまだ対応していないようです。従って、電車に乗って移動しているときに発注するといった使い方は今のところは出来ません。そのうちiSpeedの方もバージョンアップしてPTS取引に対応してくれるのではないかと期待しています。銘柄の一覧上で右クリックをして、「PTS現物取引」のメニューを選択すると、売買のメニューが出てきます。

 たとえば、ソニーの株を買おうとすると、以下の画面(板)が出てきます。

楽天証券のマーケットスピード

 -30円という表示がありますが、これは今日の東京証券取引所における終値からの差異を示しています。また、4610円で1000株の買い注文、4620円で300株の売り注文があります。この場面であれば誰かが4620円で買い注文を入れれば約定しますし、逆に4610円で売り注文を入れても約定することが判ります。また、売り注文と買い注文の価格が拮抗しているので、以前よりは売買が活発になってきている様子がうかがえます。

 今回は売り注文を出しておいたのですが、23時59分までの取引時間の中では残念ながら約定しませんでした。少し欲を出して、高めの価格で売り注文を出したことが失敗だったようです。また、状況に応じて、昼間の株取引のほかに夜間取引も組み合わせながら進めていこうと思います。

【2011/07/04追記】

 会社から家に帰ってからでも簡単に取引がdけいる夜間取引については便利に使用していたのですが、先日の大震災の影響で運用が休止されてしまいました。

 SBIからは下記の通りアナウンスされています。

平成23年3月11日(金)に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震の影響により、電力消費抑制の強い要請があること、計画停電の実施も予定されていること、及びこれらに伴い公共交通機関の運転本数が減少していることなどを勘案し、本日平成23年3月14日(月)から当面の間、夜間取引(ナイトタイム・セッション1及び2)の運営を休止することと致します。運営の再開目処については、上記の改善状況を考慮しつつ、随時HP等で発表してまいります。なお、2月18日(金)に発表しました夜間取引時間の変更(ナイトタイム・セッション2の運営休止)については、予定通り3月31日(木)夜間取引をもって行うことと致します。

 残念ながらいまだに再開予定についてはアナウンスされていません。今後の動向が気になると於呂です。

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