ステート・ストリート・インベストメント・マネジメントが楽天証券のみで二本のゴールド公募投信を2025年8月14日に設定、運用を開始することを発表しました。本公募投信の投資対象は、ロンドン、ニューヨーク、チューリヒの金庫に保管された金地金を裏付けとするSPDRゴールド・ミニシェアーズ(GLDM)です。2本の公募投信は投資対象は同じで、一つは為替ヘッジあり、もう一つは為替ヘッジ無しとなります。
ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント社は2004年に世界最大かつ最も取引されている現物を裏付けとするSPDRゴールド・シェアーズ(GLD)を米国で最初に設定し、2008年には東京証券取引所に重複上場(銘柄コード:1326)しています。(1326の取引価格は4万円台半ば、信託報酬は0.44%です)
2018年には総経費率がさらに低い、SPDRゴールド・ミニシェアーズ(GLDM)を設定しています。こちらは東証には重複上場していませんが、米国ETFは新NISAの成長投資枠対象です。今回新たに設定するゴールド公募投信についても新NISAの成長投資枠に登録する予定だと発表されています。
楽天証券のステート・ストリート・ゴールド・オープンの投資信託説明書を見ると、為替ヘッジ有りと為替ヘッジ無しは投資者がスイッチングできると紹介されています。また、投資リスクとしては下記の4つが挙げられていました。
- 金の価格変動リスク
- 為替変動リスク
- 流動性リスク
- 信用リスク
楽天証券においては、本ゴールド公募投信については購入時手数料、換金時の信託財産留保額ともに「ありません」と明記されています。信託報酬の実質的な負担については年率0.2925%とされています。
私自身はすでに米国ETFのGLDMで積み立てています。こちらは経費率は0.10%なので、為替リスクの影響はそのまま受けてしまいますが、こちらのGLDMの積み立てをそのまま続けようと思っています。なお、2025年8月4日現在、楽天証券の米国ETF買付手数料無料銘柄の中にGLDMはラインナップされています。
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