先日発売された楽天グループの社債を楽天証券で購入しました。楽天証券ではすでに売り切れていますが申込期間は8月1日まで、発行日は2025年8月4日となります。
今日(2025年7月30日)の午後10時半頃にiGrowで各アセットの評価損益を確認していると、なぜか発行日前にもかかわらず楽天グループの社債が200円の元本割れになっていました。米国の生債券(既発債)を購入すると証券会社の手数料分が引かれますが、今回は国内新発債なので手数料分が割り引かれるということはありません。発売条件にも「本債券をご購入いただく場合は、購入対価のみお支払いいただきます」と明記されています。
とすれば、「本債券の利回りは償還まで保有した場合のものであり、償還前に売却する場合は時価での売却となるため利回りが保証されるものではありません。本債券の価格は市場金利の変動等により上下します。そのため償還前に売却する場合は損失が生じることがあります」と記載されていた通り、すでに金利変動の影響を受けているのかもしれません。まだ新発債申込期間中の発行前の段階で価格が変動していることはとても意外でした。
現在、日本国内では金利が上昇傾向なので、当面は元本割れの状態が続く可能性があります。また、楽天グループの信用状況の悪化およびそれらに関する外部評価の変化などにより損失を被る可能性があります。したがって、償還前に売却する場合は要注意です。
債権ならば安心という感覚はありますが、あくまでも発行体(楽天グループ)が3年後の償還日に存続していて償還できる体力があった場合に今回購入したときの額面の金額が返ってきます。
元本割れを見るのはあまり気分が良くありませんが、しばらくすれば楽天モバイル回線の案内、さらに来年の2月には1回目の利払いもあるので、楽天グループを応援しつつ楽しみに待ちたいと思います。
コメント