楽天Gの株主優待が楽天キャッシュから楽天モバイルeSIM30GB/月に変更

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楽天グループの株主優待は従来は楽天キャッシュが付与されるというものでした。しかし、2023年12月末の権利確定日に株主名簿に載っていた株主に対する優待は楽天モバイルのeSIM30GB/月となることが発表されました。eSIMが無償で提供されるのは1000株(10単元)未満の株主の場合、5年未満継続の株主で3か月、5年以上継続の株主で4か月です。もし、6ヵ月以上無料としたければ5年未満の株主の場合は10,000株を保有していなければいけません。楽天の株価は565円なので565万円分の投資が必要です。

確かに、楽天モバイルのeSIM利用の権利であれば、楽天としては設備投資は進めているので、パートナー回線のローミングが増えない限りはあまり楽天の懐は痛まなくてすみます。楽天キャッシュを配布するよりも楽天グループの利益影響は少ないように感じます。

また、楽天モバイルが意外と使えると株主に理解してもらえれば、無料期間外以外に有償で契約をしてもらえる可能性もあります。楽天としては株主に月30GB利用できる快適さを味わってもらい、有償契約期間も税抜2980円の満額を使って20GB以上の通信をしてほしいと思っているのかなと思います。

逆に楽天モバイルのeSIM無料に対して魅力を感じた人が新たに楽天の株を購入したり、6ヵ月フルフルで無償にしたいと思った人が565万円を払って株を買い支えてもらえれば、低迷している株価を持ち直させることもできるかもしれません。一挙両得のような株主優待作戦だと思いました。

なお、株主優待で提供されるeSIMはデータ通信専用であるため、電話回線を利用した通話はできません。Rakuten Linkも使用不可です。

はてさて、楽天グループの株主優待変更、吉と出るか凶と出るか、今後の株主の声に注目です。

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