楽天証券でAndroidアプリ「iSPEED」のトラブル

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 7月2日に楽天証券のAndroidアプリ、iSPEEDでログインしても画面が表示されない、アプリが異常終了する等のトラブルが頻発する事象が発生しました。今回の新型コロナウイルスの影響で在宅勤務する人が増えたためなのでしょうか、楽天証券ではこのところ、iSPEEDで取引が難しくなるトラブルが日増しに増えているように思います。

 特に株価が大きく下落(上昇)したときの取引開始時などにもこの傾向は見られます。もしも、iSPEEDで発注ができなくて、マーケットコールなどの代替手段で発注し直そうとすると、どうしても時間がかかってしまうため、機会損失になってしまいます。

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過去のトラブルの履歴には掲載されない?

 iSPEEDのお知らせには今回のトラブルの件は表示されています。過去にもiSPEEDで取引が出来なかったことは多くあるのですが、楽天証券の過去のトラブルの履歴(システム障害の履歴)を確認してもこれらのトラブルについては掲載されていません。

 これは利用者がトラブルと感じたものと、楽天証券が定義する「システム障害」に差異があるためです。楽天証券のシステム障害の定義は、「楽天証券のシステムに明らかな不具合が発生していると当社が判断し、かつお客様がインターネットまたはマーケットコール(自動音声応答)経由でご注文できない場合、お客様から受託したご注文の執行が遅延もしくは不能となった状態を指す」と定義されています。

 これからネット証券会社を新たに選んで、株式などの取引を開始しようとする場合、このような各証券会社の状況も確認した方が良いと思います。

【2024年9月4日追記】

最近ではiSPEEDで安定して取引可能に

 2024年に入ると、iSPEEDを使って安定して取引ができるようになったと感じます。日経平均株価の乱高下があったような日で取引件数が多かった日でも、特に取引に支障を感じたことはありません。今まで、楽天証券がセンターの設備増強などを繰り返してきたことの成果が出ているのかもしれません。

 楽天証券は楽天経済圏の魅力を前面に押し出しつつ、SBI証券と激しい競争をしています。NISA口座数ではNO1などの成果も出ているようですが、今後のサービス強化がどのようになっていくのか、楽しみな証券会社です。

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