交通博物館がまもなく、5月14日に閉館します。交通博物館が閉館したあと、2007年の10月には、さいたま市で鉄道博物館が開館する予定です。
交通博物館は秋葉原駅、御茶ノ水駅、神田駅が最寄り駅で、どの駅からも数分から十分くらいで行くことができて便利な場所です。ここは中央線がまだ東京駅までつながっていないころ、中央線の終着駅だったころがあり、万世橋駅という駅がありました。
交通博物館
その万世橋駅が無くなったあとに作られたのが交通博物館です。万世橋駅は明治45年開業で昭和18年の営業終了だそうです。三十数年間は存在していたことになります。
そんなわけで、いまは万世橋駅の遺構公開をしています。この万世橋駅公開はもうあまり公開日が無いため、かなり混んでいるようです。一回くらいは万世橋駅の遺構を見たいなと思っていたのですが、見る機会を失ってしまいました。
万世橋駅の遺構公開
この万世橋駅の遺構公開に関しては色々なブログで写真付きで様子が紹介されています。そんな公開してくださっている皆さんの写真を見ながら万世橋駅に行った気になっています。
★Mashu様の土砂降り日記:交通博物館 – livedoor Blog(ブログ)
★デジカメスケッチ: 交通博物館(旧万世橋駅見学)
★Aqualy Loft 万世橋に行ってきました
★初心者にっき:4月21日 – livedoor Blog(ブログ)
★おっぺけぺーな私です。: さようなら交通博物館 (その2)
★旧萬世橋駅遺構特別公開。
交通博物館は自分が子どもの頃にもよく行きましたし、また、子どもができてからも行きました。自分がちょっと秋葉原で買い物があるときに、子どもを遊ばせておく二は、交通博物館は場所的にももってこいの施設です。1階は鉄道関係の展示物がありますが、2階よりも上には船や航空機、そして車など、鉄道以外の展示もいろいろあります。交通博物館というだけのことはあります。
小さな映画館
また館内には小さな映画館があって、交通に関係する映画が放映されています。確か、まだ子どもの頃だったと思うのですが、ここで、「父ちゃんのポーが聞こえる」という映画を見たような気がします。お父さんが蒸気機関車の機関士さんで病弱な娘さんがその蒸気機関車が走る線路からほど近いところに入院していて、汽笛の音を聞きながら闘病生活をおくる物語だったと思います。ネットで調べてみると確かにその映画がありました。1971年の東宝の作品だそうです。
この交通博物館、いままでもう何回行ったか数えることもできません。このゴールデンウイークあけには無くなってしまうと思うと残念でなりません。
(2006/05/14追記)
今日で交通博物館が閉館
今日は交通博物館閉館の日です。テレビでニュースを見ていると、交通博物館の閉館に関する報道をしていました。館内の様子も紹介されていましたが、本当にたくさんの人が訪れているようです。結局、交通博物館の最終日一日の運営を終わったところで、なんとあの施設に約1万3800人ものひとが入場したそうです。
最終日は特別なセレモニーはなかったようですが、交通博物館が閉館する午後5時を2時間も過ぎた午後7時ごろまで数百人が玄関前に残っていたそうです。そして、お客さんにあいさつをする交通博物館の職員さんらに拍手を送り続けたそうです。
万世橋駅の遺構は保存を希望
現在、交通博物館が立っている万世橋の場所は、建物、敷地とも今後、どのような形で活用していくかは決まっていないそうです。ここには万世橋駅の遺構が残っていますが、ぜひこれらを保存して、また公開して欲しいです。
交通博物館に収蔵されていた鉄道関係の展示物は、さいたま市にできる鉄道博物館に引き継がれるとのこと。鉄道博物館の開館が待ち遠しいです。ちなみにJR東日本は後継施設の「鉄道博物館」を07年10月、さいたま市に開館します。
【2022/08/10追記】
マーチエキュートがオープン
跡地にはJR東日本系列のマーチエキュートがオープンしました。
コメント
旧万世橋駅付近が整備されて商業施設になります
万世橋 / junyaogura 今から100年前、1912年から1943年までの間、中央線のお茶の水駅と神田駅の間に万世橋駅というところがありました。…