楽天モバイルが2024年10月18日に契約数が800万回線を突破

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楽天モバイルが2024年10月18日に契約数が800万回線を突破したことを発表しました。(MNO単体の契約数は729万回線)

第三者機関(MND研究所)の調査で、楽天モバイルのMNOをメイン回線として利用する人が他のキャリアと比較して最も増えているという調査結果も合わせて発表しています。

楽天モバイルでは黒字化するためには800万契約から1000万契約、および1人あたりの通信料収入(ARPU)が2500円から3000円程度必要としてきたので、少し黒字化に近づいたことになります。とは言っても現在のARPUは2000円前後ですので、800万契約が取れたからといって直ぐに黒字になるわけではありません。

楽天グループの次回の決算発表は11月13日午後3時半からです。楽天モバイルの通信設備を他社に売ってリースバックしたり、楽天カードの一部をみずほ銀行に売却するなど、社債等の返還のためのキャッシュを準備するのがたいへんな状況です。

前回、8月9日に実施した決算発表では最終的な損益が759億円の赤字、5期連続の赤字となってしまいました。赤字の幅は縮まってきていますが、、次回決算発表ではこの赤字幅がどこまで削減されているのかが投資家の関心事項です。

8月9日時点では契約回線数は770万回線と説明していたので、およそ3ヶ月間で30万回線増えたということになります。仮に一ヶ月で10万回線の伸びだとすると、ARPUが劇的に伸びない限りは、黒字化にはもう少し時間がかかりそうです。