近畿大がウナギの完全養殖に成功 !

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近畿大学が2023年10月26日にニホンウナギの完全養殖に成功したことを発表しました。2010年に水産研究・教育機構が世界で初めて成功させたあと、大学としては初の成果です。

報道によれば2023年7月5日に養殖した親鰻から受精卵を採取、7月6日、8月3日、24日に孵化に成功、10月18日時点で約600匹が育っていると報じられています。

現時点の問題は稚魚一匹を育てる費用が3026円になっている点です。しかし、2016年度時点では2万7550円かかっていたということですので、大幅なコストダウンに成功していることがわかります。

現時点の天然稚魚の市場取引価格は一匹あたり180円から600円なので、もしかすると数年経つと完全養殖の鰻が市場に出回る日が来るのかもしれません。

現在、街中の鰻屋さんでうな重を食べようと思うと、鰻の成瀬などの格安店で半身がのった鰻重が1600円くらい、通常のお店では3000円から4000円くらいでしょうか。

できれば、鰻の完全養殖が商用ベースにのって、どのお店でも2000円未満で食べられるくらいになるととても嬉しいです。

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