先日、東京駅構内にあるecuteTokyoのアンデルセンのショップに寄りました。こちらは、パン屋さんですが簡単なイートインコーナーもあります。
イートインを利用する場合は最初に席取り札でテーブルを確保、パンを選んでレジに行ってドリンクをオーダー、精算という、良くありがちなステップになっています。
ただ、精算はちょっと大変です。
- お持ち帰りですか?イートインですか?
- 座席は確保されていますか?
- お支払いの方法は?
- アトレ、JREポイントカード等、ポイントカードはありますか?
- アンデルセンのシールは貯めていますか?
- コーヒーのガムシロ、クリームは?
ということを矢継ぎ早に聞かれます。
JREポイントカードがあるなと思い、アプリを立ち上げてバーコードを提示すると、
「先に決済をお願いします」
と言われて、アプリを立ち上げ直し、決済をします。そしてまた、JREポイントカードアプリを起動し直してバーコードを提示、数百円の決済のために馬鹿げています。
ポイントカードと言われて、楽天ポイントカードを提示する人などもいて、レジはカオスな状況でした。
現金で精算していた頃と比較して、れどだけ店員の手を煩わせているのでしょう。
DXとかデジタル化とか言われていますが、こんなことをいつまでもやっていたら、また遅れた国になってしまいます。
バーコード決済アプリ、またはSuicaなどの非接触決済をすれば、事前に紐付けておいたポイントカードの中で、その店が対応しているポイントに自動的にポイント付与という形にしなければダメだと思います。
なぜ、これができないのか?、それは決済を運営している会社とポイントカードを運営している会社がそれぞれ複数あり、n対mの関係になっているためです。
当然、決済を運営している会社は自社のポイントカードを利用してもらいたいので、他社のポイントカードを紐付けるのは積極的にならないのは明白です。
今のまま、各社任せで決済の仕組み、ポイント付与の仕組みをバラバラに構築していけば、スマホは決済アプリ、ポイントカードアプリでいっぱいになってしまいます。
デジタル庁は単に電子マネーを推進するだけではなく、将来、企業と消費者にとって電子決済はうどあるべきかというビジョンを決めて、ある程度の規制(決済業者への他社ポイントカードの紐付けの義務化など)もしながら、インフラを整備しないといけないと思います。
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