立川にも少子高齢化の波による翳り

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日刊ゲンダイの記事を読んでいると、「翳りゆく東京 郊外最大級の立川に迫り来る厳しい現実という記事がありました。立川と言えば、中央線、南武線、青梅線が交わるほか、多摩都市モノレールも南北を結んでいる大きなターミナル駅です。

また、立川駅に隣接してルミネ、グランデュオ、駅の周辺も大きく開発されて、ららぽーと立川立飛、IKEA立川、ビックカメラ、ルミネ立川、グランデュオ立川、ヤマダ電機、高島屋など、本当に沢山のお店が集まっています。昔は立川は基地の街という印象で、この界隈では八王子がとても開けていた印象を持っていましたが、現時点では立川の方が買い物には便利になってきていると思います。

特に駅周辺の商店街は昔は非常に混雑していたものの、今では閑散としてしまっているようです。また、周辺のロードサイドではファミリーレストランや車のディーラーが次々に閉店しているとのことです。

私自身、立川に行くときにはIKEA立川とか、ららぽーと立川立飛など、大きなお店に直接車で行って買い物をすることが多く、たしかに駅周辺の商店街に行くことはありません。

日刊ゲンダイの記事では少子高齢化の波が立川にも押し寄せてきたのではないかとしています。たしかにその影響も大きいと思います。

しかし、地方の都市と同様、ららぽーと立川立飛のような大きなショッピングモールができたことにより、駅周辺では買い物をしなくなった人が多いのではないかと思います。これは、地方でも大きなイオンモールができたことにより商店街が寂れていく現象と似ていると思います。

立川は基地などがあった関係で大きな土地があったため、大型のショッピングモールができてしまったことによる影響が大きいと思います。

多摩地域ではほかに吉祥寺がたくさんの商店で賑わっていますが、こちらは立川とは違い、大きなショッピングモールを作ることができるような場所がありません。井の頭公園の南側、日本無線があった場所は大きなショッピングモールを作るのであれば向いていたかもしれませんが、マンションやデータセンターなどが作られてショッピングモールにはなりませんでした。

したがって、吉祥寺は駅周辺の賑わいがこれからも続くのではないかと期待しています。

1970年台以降、都心のベッドタウンとして多摩地域は人口がどんどん増えてきました。立川市でも1965年に10万人だった人口が、2015年に18万人のピークを迎えて、そこからは人口が減少しています。2060年には13万人、1975年の水準まで人口が減少すると予測されています。

これからは少子高齢化で人口減となる上、ベッドタウンで生まれた子どもたちが都心に住むようになっています。夫婦共働きとなると、会社から近いところでないとなかなか子育てができません。

このような都心回帰が進んでいったとき、今まで発展してきたベッドタウンは今後どうなっていくのか、とても気になるところです。

【2020/11/10追記】

立川市にはマシライスという名物料理があるそうです。大量の背脂が入っていて、ひき肉と同量が入っているようです。特性醤油ダレと背脂の相性が良くてご飯がガンガンと進むとのことで、ちょっと気になる料理でした。味が濃いのでちょっとの具でたくさんのご飯が進むとお客さんが言っていました。券売機では背脂を単独で買って持ち帰りもできるとのこと、自宅で食べるマシライスも美味しいかもしれません。

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