Windowsでレジストリの問題やメモリ情報の破損、デバイスドライバの不具合などの続行不可能な致命的なエラーを検出した場合は、画面が真っ青のいわゆるブルースクリーンが表示されて、業務は続行不可能になります。Windows3.1まではシステムが不安定だったこともあり、このブルースクリーンに遭遇する確率が高かったのですが、Windows NTやWindows2000以降になると、ブルースクリーンを見る機会はかなり少なくなりました。しかし、このブルースクリーンが発生すると、それまで作業をしていたデータが失われてしまうこともあり、精神的なダメージはかなり大きかったです。
もしも、ブルースクリーンが画面に表示されたときの対策ですが、富士通のサポートサイトでは下記のように説明しています。
私自身もここ数年はブルースクリーンは見た覚えがないのですが、Windows8以降は表示内容がシンプルになり、Windows10ではスマホやタブレット向けにマイクロソフトのサポートサイトに誘導するように二次元バーコードを表示するようになりました。
このブルースクリーンに関して、マイクロソフトが2025年6月26日に新たな発表をしました。この致命的なエラーが発生した時の画面をブルースクリーンからよりシンプルな黒い画面に変更するという発表です。このブラックスクリーンには、デバイスに問題が発生していて再起動が必要であること、作業の進捗状況、停止コード、問題の原因が白文字で示されるとしてます。また、クラッシュダンプの収集機能を改良し、ダウンタイムを約2秒ほどに短縮するともしています。
ブラックスクリーンに変わるのは2025年夏ごろからとしています。Windowsの利用者は、突然、この見慣れないブラックスクリーンが画面に現れたら、今まで見慣れてきたブルースクリーンとも違うので、ウイルスに感染したのではないか?とかなり驚くのではないかと思います。
あえて、画面の色をブルーからブラックに変える必要があったのか、気になるところです。
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