東京スター銀行は売出価格43万円に対して上場初値は41万5000円と低調な始まり

東証

 昨日(2005年10月25日)、東京スター銀行が東京証券取引所の第一部に上場しました。

 最近は新規公開株は非常に人気があるので、東京スター銀行もきっと公募価格を大きく上回る初値がつくのだろうと思っていました。私自身、東京スター銀行のブックビルディングに参加して楽天証券の抽選にも参加したのですが外れてしまい、たいへんに残念に思っていたところです。

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初値は低調

 ところが、その東京スター銀行は売り出し価格は43万円だったものの、初日の初値はそれを下回る41万5千円だったようです。その後も公募時の価格を上回ることはなく、結局は40万5000円で上場日の取引を終えたそうです。

 ちなみに現在の取引価格は39,6000円とさらに株価を下げてしまっています。まだ東京スター銀行の頭取は「まだ取引が始まって一日目。結論を出すには早すぎる」という見解を出していますが、株価を上げていくためには今後も積極的な戦略を積み重ねて業績をあげていく必要がありそうです。

上場廃止

 2007年12月にアドバンテッジ パートナーズ (AP) が提供するファンドによる、東京スター銀行の買収が発表されました。このときのTOBの買い付け価格は1株当たり36万円です。このTOBにより完全子会社化された東京スター銀行は2008年7月27日に上場廃止となりました。結局は売り出し価格の43万円よりも大きく値を下げて公開買付されて上場廃止されたことになります。

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