映画 「涙そうそう」を見た

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涙そうそう

日曜日にゲオで借りてきたDVD、「涙そうそう」を見ました。森山良子の歌「涙そうそう」の歌詞をモチーフに映画化された作品です。そして、主演は妻夫木聡と長澤まさみです。監督は映画「いま、会いにゆきます」の土井裕泰さん、「いま、会いにゆきます」はとても好きな映画だったので、とても期待できる映画です。

お兄さんの洋太郎のもとに血のつながらない妹、カオルが高校進学のためにやってきて、一緒に暮らすことになります。洋太郎のお母さん(小泉今日子)が亡くなる間際に、「カオルをずっと守るように」と言われた言葉を洋太郎はずっと覚えていて、カオルが一緒に暮らしはじめたあとは、妹のためにがむしゃらに働きます。


そんな二人の生活のウラで昔の回想シーンが流れます。二人が出会ったのはバーの舞台裏、トランペッターであるお父さんの連れ子がカオル、そしてお母さんの連れ子が洋太郎ということでお互いが紹介されます。

洋太郎はカオルと血がつながっていないことはカオルには隠し通していますが、カオルは最初に洋太郎と出会ったときのことを覚えていて洋太郎と血がつながっていないことは知っています。しかし、カオルは洋太郎にそのことを言うと、洋太郎に捨てられてしまうのではないかとずっと黙っています。

そんな二人の生活もカオルが大学に入学するときに終わり、カオルは家を出て一人暮らしをはじめます。そして、二人は音信不通のまま何年かたち、映画はクライマックスを迎えます。

なかなか妻夫木聡と長澤まさみの組み合わせは良かったです。何だかとても自然に演技ができていたと思います。映画の中では長澤まさみが洋太郎のことを「にぃにぃ」と呼んでいるのですが、映画の中ではこの「にぃにぃ」という言葉が何回も出てきて、映画が終わったあとにも頭の中に残ってしまいました。

エンディングにかけては思いがけない形でストーリーは進行します。最初から最後まで、一気に見てしまいました。最近の邦画は良い作品が本当に増えてきたと思いますが、この映画もとても良い映画でした。

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