先日の朝、通勤の際にSuicaを利用としたところ、「カードをアップデート中。アップデートが完了すると、Apple Payが使えるようになります」というメッセージが表示されていて、Suicaを使うことができませんでした。
iPhone13のモバイルSuicaで発生
会社から貸与されているiPhone13でモバイルSuicaを利用しています。このモバイルSuica、たいていの場合は駅の改札口を通過できるのですが、ごくまれに通過できずに後ろの人に迷惑をかけてしまう場合があるので、事前にサイドのボタンをダブルクリックしてパスコードで認証を終わらせてから改札を通るようにしています。
この日も同じ要領でサイドボタンをダブルクリックして認証したところ、iPhoneの画面に「カードをアップデート中。アップデートが完了すると、Apple Payが使えるようになります」のメッセージが表示ざれていました。
人の通行の邪魔にならないところに退避して、事象を調べてみました。その中に、「iPhoneの再起動で治る」という記載を見つけました。
iPhoneの再起動
サイドボタンを長押しして電源を切ろうと思ったのですが、電源が切れません。また、ネットでiPhone13の再起動の方法を調べてみると、サイドボタンと音量アップまたはダウンのボタンを両方長押しという記載があったので、これに従うと電源を切ることが出来ました。
再起動で無事に復旧
次にサイドボタンを押して電源オン、再起動が終わったところで、サイドボタンをダブルクリックしてSuicaを表示させると、「カードをアップデート中。アップデートが完了すると、Apple Payが使えるようになります」のメッセージが一瞬表示されていましたがすぐに消えて、改札を通ることができました。
考えられる原因はiOSの自動アップデート
このiPhone13、しばらくiOSのアップデートを促されていたのですが、数日、アップデートをしていませんでした。
この日は朝起きてみると、設定アイコンのバッチが消えていて、アップデートが終わった状態になっていました。電源に接続した状態で置いておいたので自動的にアップデートが行われたのでしょう。このiOSのアップデートが何らかの関係があったのではないかと思います。
iOSをアップデートしたあとは、念のため、サイドボタンをダブルクリックしてSuicaを表示させて、「カードをアップデート中。アップデートが完了すると、Apple Payが使えるようになります」のメッセージが出ていないことを確認した方が良いでしょう。
もし出ていた場合はiPhoneの再起動を試してみると良いと思います。
【2023年6月13日追記】
前回の処理を継続しています
iPhoneのモバイルSuicaでバスに乗車した後、バスの車内でチャージをしました。すると、チャージが正常に終わらず、下記の画面になってしまいました。
バスの車内で調べたところ、チャージ処理中に電波が不安定だったらしく、チャージが失敗したようです。ツーフェーズコミットメント(2phase commitment)のようなプロトコルでセンターと端末アプリの間で同期を取っているのでしょう。仮更新成功で、実更新でエラーになったような感じです。
端末アプリとセンターで同期が合っていないので、同期を合わせるための処理が走るのでしょう。ただ、バスに乗車していた15分程度の間には正常な状態に戻りませんでした。
JRの駅に着いたところで、改札の職員にこの画面を見せて対応方法を聞いてみました。駅員は画面をよく見もせずに、読み取り機の上にiPhoneを置き、入退場記録を読み込んで、「最後に乗ったのがバスなので、バス会社に聞いてくれ」という回答でした。バスの車内でチャージをしたことを説明しても、「バス会社に聞いてくれ」の回答です。一体、どこの会社が提供しているアプリなのでしょう。自分は関わりたくないという雰囲気です。
Suicaの公式サイトでこのエラーを確認しても、「Suicaアプリの問題ではなく、端末の問題なので、Appleのサポートを受けてくれ。JR東日本からは返金不可」という主旨の回答が書いてあります。具体的には下記の記載です。
やはり、JR東日本の体質は好きになれません。電波の状態が悪くても、端末とセンターで同期ズレを発生させない、またはファールサーフで代替手段を準備するのは資金決済手段を提供する事業者として当たり前だと思います。明らかにJR東日本の責任だと思います。
iPhoneを再起動しても改善せず、そのまま3時間ほど放置したところ、正常な状態に戻っていました。
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