毎年8月7日は山梨県西八代郡市川三郷町で神明の花火が開催されます。以前から行きたいとは思っていたのですが、2025年8月7日は残念ながら木曜日で平日、仕方がないので仕事が終わったあと、自宅で神明の花火のライブ配信を観ることにしました。
こちらの花火は江戸時代に全盛期を迎えて日本三大花火の一つとして称されていましたが、その後、花火大会は衰退していつしか行われなくなりました。ちなみに江戸時代の日本三大花火は以下の3つです。
- 水戸の花火(水戸藩)
- 市川の花火(甲府藩)←今の神明の花火
- 吉田の花火
現在の日本三大花火大会は下記の3つです。
- 全国花火競技大会(大曲の花火)
- 土浦全国花火競技大会
- 長岡まつり大花火大会
しかし、花火の町として再興するため平成元年8月7日に神明社の名前をとって「神明の花火大会」として復活しました。現在は山梨県最大の花火大会として二万発を超える花火が披露され、たくさんの人が市川三郷町に集まります。
花火会場は身延線の市川大門駅から徒歩十分の河川敷です。身延線では定期列車の4両編成ヘの増結や臨時列車の運転が行われます。
YouTubeではいくつかのライブ中継が行われているのですが、今回はウェザーニュースの配信で鑑賞しました。大きな画面のテレビにChromecastをつなげて、テレビの画面で鑑賞しました。
ほぼ定刻に花火大会は開始されました。オープニング、そして各社の提供で特大スターマインや超特大スターマインが打ち上げられます。とても滑舌が良い女性MCの紹介に続き、音楽とともに花火が打ち上げられます。この曲はスポンサーの企業が選んでいるのでしょう。JR東海の花火ではUAの「会いに行こう」がBGMでした。
MCの方について調べてみると、昨年まではUTY(テレビ山梨)の青木美菜アナウンサー(今年も前段のステージで出演)でした。実は先日青木アナは結婚されて山梨県を離れることになりました。青木アナはTBSのモニタリングで石井竜也が仕掛けるドッキリでアナウンサー業務をしっかりと続ける姿が今でも印象に残っています。
ところで今年の司会をしていただいた方はどなただったのでしょう。声が通ってたいへんに聞きやすいアナウンスでした。
花火はテレビ画面を通してでも圧巻です。スポンサーとスポンサーの間は十分に時間をとって空に残った煙が風で流されるのを待ち、そしてまとめて相当数の花火が打ち上げられるという構成なので、二万発の花火はとても迫力があります。
午後8時頃には個人の方がスポンサーになってメッセージとともに花火を打ち上げるコーナーです。結婚20周年記念など心温まるメッセージでした。
プログラムを見ているとスターマインという名前の花火ばかりが打ち上げられるように錯覚しますが、スターマインは花火の名前ではなく、花火の打ち上げ方の名前で、「速射連発」の打ち上げ方法をスターマインと呼びます。速射連発だけあり、一気にたくさんの花火が打ち上げられるので、迫力があります。以前はオープニングやフィナーレで使われていたと思うのですか、神明の花火のプログラムではほとんどがスターマインでした。
そして、グランドフィナーレ、とんでもない数の花火が、横一列に次々に打ち上げられて、「これぞ神明の花火」というMCの言葉の通りの内容でした。花火は地元の会社、マルゴーと斎木煙火本店です。終わったあと対岸から花火師の皆さんが手をふってくれていました。
来年の神明の花火では、ゆるキャン△やmonoなど、山梨県を題材にした作品を多く提供している芳文社さん提供の花火も観てみたいです。
コメント