先日、数カ月ぶりにブラザーのプリンタ(複合プリンタ:DCP-J587N)で印刷をしようと思ったのですが、全色(全インク)の出が悪くて、印刷されたシートはカスレカスレで読めない状況のものとなってしまいました。インクの残量を確認しても、まだ余裕があったので、間違えなく、ヘッドでインクが目詰まりしてしまったようです。プリンタの機能を使って、ヘッドクリーニングを行いました。
ヘッドクリーニングの強度
このプリンタでは、クリーニングには以下の3段階があります。
- 普通:かすれ、スジが少しのとき
- 強力:かすれ、スジがひどいとき
- 超強力:殆どインクが出ないとき
超強力でクリーニングで黒以外は復活
今回は今までの目詰まりの中でも酷いものだったので、「超強力」でクリーニングをしました。この「超強力」はインクの消費量が多くなります。
次に印刷チェックシートを印刷して確認すると、黒は全くダメ、ほかの色は少し改善しました。
そこで、「超強力」のクリーニングをもう1回やってみました。超強力と強力は何度も繰り返しすぎるとプリンタの故障の原因になる可能性があると注意事項があります。
このクリーニングによって、黒以外の色は印刷チェックシートでドット抜けもなくきれいに印刷できました。しかし、黒については全く改善しません。黒のインクがなくなってしまったので、在庫があった「互換インク」をセットして、黒色だけ「強力」で再度のクリーニングを2回ほど行いました。しかし、残念ながら黒の印字は改善しませんでした。しかも、取り替えたばかりのインクカートリッジの中身がかなり消費され消耗品準備のアラートが表示されています。非互換インクを使ったことによる問題があったのかもしれません。
24時間以上の放置でもNG
ネットで直し方の情報を探してみると、目詰まりしたインクと新たにセットしたインクが馴染んで目詰まりが解消する場合があるので、24時間放置するという対策を紹介しているサイトが有りました。たまたま二泊三日で家を空ける必要があったので、3日後に印字チェックをしてみました。やはり、かすれは改善していません。
純正品黒インクでクリーニング
黒のインクがいよいよなくなってしまったので、今度は純正品の黒インクをセットして、「強力」で1回、クリーニングをしました。そして、印字品質チェックをしてみると、今度は完全に印字が復活してくれました。非純正品の中にはインクに溶け込んだ気泡が噴射経路に滞って、インクの吸引や噴射のための圧力を吸収しインクを噴射できなくなる場合があるのだそうです。純正品の黒インクにすることによって改善したということは、このような、事象に相当したのかもしれません。
再発防止策
非純正のインクは純正インクと比較して値段が安いことが魅力ですが、やはりトラブルの原因になってしまう場合はあります。保険だと思って純正品のインクを使うのがよいかと思っでいるところです。また、自動クリーニング機能があるとは言っても、2週間に1回ぐらいのペースではプリンタで印字品質チェックシートを印字しようと思います。
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