リフォーム業者が屋根の点検と称して屋根上をカメラで点検(屋根の点検商法に注意)

最近、各所で屋根の点検商法に注意するように呼びかけられています。平日の昼間に屋根の点検のために業者が訪れて、屋根上の写真を撮影していったそうです。点検をした訪問販売員は「少し屋根に傷があるようです。写真を確認してまた来ます」と言い残して帰ったということでした。この業者はまだ良心的で名刺を置いていったようです。翌日、この業者に電話をして、撮影した写真をメールで送ってもらった上で、「修理の必要はない」ことを確認して、「もう自宅には来ないでほしい」と伝えておきました。

後日、隣の家では家の周りで足場を組んで屋根の大規模な修理工事が始まっていました。同じ業者なのかもしれません。本当に必要な工事だったのかどうかは分かりません。

素人は屋根の上は普段は確認できず、どういう状況になっているかを知る術はありません。そんなところに屋根の点検商法が来て「このまま放置すると雨漏りの危険があります」と言われたらとても不安になると思います。

国民生活センターの調査によると、このような屋根の点検商法に伴う相談は2018年から2022年の5年間で約3倍に増加しています。

国民生活センター 屋根の点検商法の相談件数

業者によっては屋根に登った上でわざと屋根を壊して修理が必要だと迫る悪質な業者もいます。知らない業者の訪問を受けた際には絶対に屋根に上らせてはいけません。

屋根点検の訪問を受けた場合は、迷わず、国民生活センターへの相談が良いと思います。

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