小田急バスの宿44系統(新宿駅西口〜吉祥寺駅)が6月29日の運転をもって完全に廃止

小田急バスの吉祥寺営業所が2025年7月6日にダイヤ改正を実施します。これに伴い、宿44系統が完全に廃止されることになりました。この系統はかつては東京駅から新宿駅を経由して中央線の武蔵境駅を結ぶ非常に距離が長い路線でした。当時は京王、小田急、都営バスの三者で共同運行が行われていました。しかし、地下鉄網の発達などにより京王と都営バスが撤退して小田急単独路線となり、しかも路線も短縮されて新宿駅西口と武蔵境駅南口を結ぶ宿44系統となり長らく運行されていました。しかし、2014年には大きな減便もありました。

この、武蔵境駅南口と新宿駅西口を結んでいた頃の宿44系統には何回か乗ったことがあります。こちらでレポートしています。

しかし、運転手不足や法改正に伴って、2024年3月には吉祥寺駅と武蔵境駅の区間が廃止されて、吉祥寺駅発着の13.6Kmの路線となっていました。また、本数も大きく削減されて、日曜日・休日の午前中一往復のみの運転となり、もはや免許維持路線の様相を呈していました。

しかし、この吉祥寺駅と新宿駅西口間の運行も7月6日のダイヤ改正で無くなることが発表されました。日曜日・祝日のみの運転となるため、実質的には6月29日の日曜日が最終運行日となります。

宿44系統の廃止に伴い、吉祥寺営業所から永福町付近に至る井の頭通りを走行する小田急バスは無くなります。さらに、新宿駅を発着する小田急の路線バスは毎年6月の日曜日だけ走る、「新宿駅西口〜よみうりランド」系統を残すのみとなります。

この、よみうりランド路線に乗ったときのレポートはこちらです。

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