利用額に応じてビットコインが還元されるクレジットカードが登場(Coinbase One Card)

米国の仮想通貨取引所のコインベースが6月13日に新しいクレジットカードを発行することを発表しました。「Coinbase One Card」という名前のクレジットカードです。一番の特徴はそのクレジットカードを使って買い物をした購入金額に対して最大4%のビットコインが還元される点です。アメリカンエキスプレスの加盟店で使えるカードになるようです。

このクレジットカードはCoinbase Oneサブスクリプション会員向けのサービスとなります。このサブすくは月額49.99ドルからの会費を支払うことで取引手数料が無料(月500ドルまで)になるサービスです。このサービスに加入すると、24時間年中無休の顧客サポートやステーキング報酬の増額、事前記入済みの確定申告書類「フォーム8949」の受け取り、コインベースが提携する様々な暗号資産企業からの特典が受けられます。クレジットカードの還元率はCoinbase上で保有している仮想通貨資産の総額に応じて決定され、最大で4%還元ということになります。

クレジットカードの利用額に応じて、ポイントではなく、ビットコインで支払われると聞くと、とても目新しいサービスに思えますが、よくよく考えてみると、日本でも同等のサービスはすでに存在しています。

例えば、楽天カードを使って、楽天スーパーポイントで還元を受ければ、楽天ポイントビットコインで運用することができます。ポイントビットコインの運用中ポイント数は、楽天ウォレットが提示するビットコインの取引価格の値動きと連動しています。引き出し時は、楽天ウォレットが提示するビットコインの取引価格を考慮したポイント数が運用中ポイントから差し引かれて、通常ポイントへ引き出される仕組みになっています。追加時は100ポイント以上1ポイント単位で追加できますので小額からの追加が可能です。

これならば、サブスクに加入する必要もなく、手軽にビットコインで運用できますし、楽天市場など他のサービスで得られた楽天スーパーポイントも利用することができるので、むしろ、Coinbase One CARDよりも気軽に始められて使いやすいかもしれません。

この楽天ポイントビットコインは楽天市場のキャンペーンなどで増額できる期間限定ポイントは使うことはできませんが、通常ポイントは使うことができます。なお、このサービスは投資の疑似体験をするサービスなので、実際の暗号資産を購入するものではありません。

もし、実際のビットコインを購入したい場合は、楽天ウオレットを使えばポイントでビットコインを購入することが可能になります。

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