久しぶりにNHKの夜ドラ「作りたい女と食べたい女(つくたべ)」を第一話から観ています。2022年11月から12月に放送されました。この第一シーズン(第一話から第十話)が好評だったこともあり、2024年1月から2月にかけて第二シーズン(第十一話から第三十話)が放送されています。比嘉愛未さんが演じる料理を作ることが好きな野本さんは一生懸命に料理を作ってSNSの専用アカウントに食事の写真をアップします。しかし、小食でそこまでたくさんの料理を食べることができません。本当はインスタ映えがするような大きなオムライスなどを作りたいと思っているのですが、作れずにいます。
そんな野本さんが会社から自宅のマンションに帰ったときにエレベータで大量のファーストフードを持った春日さんに出会います。野本さんが「今日はパーティーですか」と声をかけると春日さんは「いえ、一人で食べます」と答えます。これが野本さんと春日さんの最初の出会いとなります。
野本さんが会社でフラストレーションがたまる出来事があり、ついついスーパーマーケットで大きな豚肉のブロック肉を購入してしまいます。これを使って大量のルーローハン(魯肉飯)を作って対応に困っていたところに、マンションの廊下を歩く足音、確認すると春日さんだったので、ルーローハンを食べてもらえないかと春日さんにお願いし、野本さんの部屋で食べてもらいます。ここから、野本さんと春日さんはときどき一緒にご飯を食べるようになります。
さらに、休みの日に春日さんが運転して2人で三崎のファーマーズマーケットに行ったりもします。全体的にまったりとした雰囲気の中で、おおきな出来事や起伏もなく淡々と描かれていく日常系のドラマです。
もともとは、ゆざきさかおみさんの漫画が原作です。
この漫画の春日さん、ドラマで演じている西野恵未(にしのえみ)さんにピッタリでとても再現度が高いことに驚きます。西野さんは国立音楽大学出身で本当は女優ではなく、キーボードアーチスト、歌手、スタジオミュージシャンとして活躍されている方です。この作りたい女と食べたい女がドラマ初出演作品となりました。さらに、Netflixのドラマ、新幹線大爆破にも出演されています。
西野さんがピアノを演奏していたライブに、脚本家の山田由梨さんとプロデューサーの大塚安希さんが偶然いて、「春日役に合うかもしれない」って思ってくれたみたいだと西野さんがインタビューに答えています。ライブの一週間後くらいにSNSを通して連絡をもらったそうです。
いま、第七話を観ています。続きを観ていきたいと思います。
【追記】
第九話に出てくる「ローストビーフ」ですが、ドラマ内で紹介した調理法に問題があったとしてNHKが謝罪をしています。ドラマでは牛肉のブロック肉の表面を焼いて、アルミホイルで包んで余熱で温めることで火が入りすぎないようにすると説明していました。内閣府の食品安全委員会では、この方法では、肉の内部温度が食中毒を防止できるほどには上がらないのでやめるように呼びかけていました。調理にはどなたか専門家が監修していたのではないかと思いますが、内閣府の呼びかけを知らなかったのでしょう。
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