2024年3月に実施されるJR東日本のダイヤ改正に伴って、今まで中央線の八王子駅まで乗り入れていた成田エクスプレスが廃止されることが明らかになりました。現在は八王子駅発5時55分、成田空港7時58分着の成田エクスプレス3号、八王子駅発6時28分、成田空港8時37分着の成田エクスプレス7号の二本です。
この成田エクスプレスは八王子から新宿に向かった後、なぜか渋谷などをぐるっと回って東京駅に出て、そこから千葉に向かいます。本来であれば新宿からそのまま中央線の線路を走って秋葉原、錦糸町、千葉と進んでいってほしいのですが、東京駅の地下ホームで大船から来た列車と連結するような運転形態をとっているのでこのようなルートになっているのかもしれません。
この中央線に乗り入れている成田エクスプレスに乗ったことがありますが、決して乗車率は高くなかったです。中央線沿線の各駅では、成田空港に直結するリムジンバスが頻繁に走っているので、あえて二本しか運転されていない成田エクスプレスに乗る必要がなかったためでしょう。
リムジンバスは中央線または並行する各路線の下記の駅から発着しています。
- 若葉台駅
- 稲城駅
- 調布駅
- 高尾駅
- 八王子駅
- 南大沢駅
- 京王多摩センター駅
- 聖蹟桜ヶ丘駅
- 吉祥寺駅
八王子まで直通していた成田エクスプレスは八王子と新宿の間が廃止されて、新宿駅発着になります。
京成のスカイライナーに対抗するために成田エクスプレスはJR東日本のエリアの広さを活用していろいろな場所から運転することで対抗しようとしていましたが、リムジンバス網の拡大に伴い厳しい戦いが強いられているのかもしれません。
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