損保ジャパンがビックモーターの不正認識後も取引継続と朝日新聞が報道

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ビッグモーター

連日、ニュースでビッグモーターにおける損害保険会社への不正請求問題が取り上げられています。この問題に関連して、損害保険会社の一つ、損保ジャパンがビッグモーターに2011年から37人もの出向者を出していました。(損保ジャパン以外の東京海上日動と三井住友海上も過去にそれぞれ3人をビッグモーターに出向させていたとテレ朝ニュースで報じています)

損保ジャパンはこの出向者を通じて、不正請求問題を認識していたのではないか?と以前から疑惑が報じられていました。

そんな中で、2023/07/25の朝日新聞のオンライン版で独自記事として、”「ビッグモーターで不正指示ある」損保ジャパン、出向者報告後も取引”という記事が公開されました。損保ジャパンは昨年夏の段階で出向をさせていた社員を通じて「工場長から不正の指示があった」との情報を得ていたと確定的に報じています。(逆に読売新聞からの取材に対しては「不正を認識していた出向者はいない」としています)

しかし、その後は一時停止していたビッグモーターとの取り引きを再開させています。損保ジャパンからビッグモーターに出向していた社員は、保険販売や請求手続きをする業務などにあたらせていたということです。(読売新聞では、板金や営業、品質管理部門で働いていたと報じられています)

しかも、ビックモーターを通じた自動車保険の販売額は損保ジャパンが最大だったとも報じています。

また、損保ジャパンでは「保険金不正請求を認識できなかった事を真摯に受け止める」として、社外のメンバーによる調査委員会を設置し一連の問題を調べる事を発表しています。

私自身も最初に日産の中古車販売店で車を買ったときに勧められたのが、損保ジャパンの自動車保険でした。自賠責保険はもちろんのこと、任意保険も損保ジャパンです。自賠責保険は損保会社によって保険料が違うということはないので、あとはアフターサービスがしっかりとしていればどこでも良いのですが、任意保険は損保会社によって保険料が大きく異なります。

最初に車を買ったばかりのカモには高く保険を売りつけようということだったのか、2年目で東京海上日動に任意保険を載せ替えたら月々の保険料が1/3にありました。東京海上で契約する際は等級が上がったことや団体扱いだったことによる影響もあると思いますが、損保ジャパンには良い思い出がありません。

どんどん広がりを見せるビッグモーターの不正請求問題ですが、今後の損保会社各社の動きが気になるところです。

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