飲食店用の日立製タブレットに見る日本の技術国からの転落

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先日、山梨県の都留市にある「より道の湯」という宿泊施設も併設された日帰り温泉施設に行きました。こちらは館内でリストバンドのICタグがお財布がわりになったり、脱衣所のロッカーを開けられたりします。

この一見は先進的にも見えるICタグのシステムは使いにくくて散々なものでした。ICタグを近づけても脱衣所のロッカーがなかなか開いてくれません。店員さんを呼んで確認すると、「コツがあります」と言いながら、「ゆっくりと近づけて、読み取り部にタグは完全に付けないで、出来れば動かさずにしてください」ということです。

そんなコツ、誰が知るものですか。Suicaに使われているFelicaのような技術は今は使えないのでしょうか。ICタグを見てもメーカー名は書いていなかったのですが、レストランに行ってみると、何となく分かってきました。

こちらのレストランには日立のタブレットが置いてありました。このタブレット、確かに落としても壊れにくそうな堅牢な作りになっているのですが、動作は遅くて、とても使いにくいです。その上、精算はタブレットのセンサー部にICタグを近づけて精算するのですが、これがまた反応しません。

日立のタブレット

日本の製品、しかも日立の製品でこんなことは昔は無かったと思うのですが、何だかとても悲しくなってきました。

しかも、さらに情報を調べてみると、このタブレット端末の値段は何と18万円、そんな詐欺的な価格があり得るのでしょうか?

日立のタブレット

こちらの「より道の湯」はWAYSリゾートホテル株式会社という会社が運営しているのですが、どこかの会社に設計や施工を依頼した結果、このようなシステムの提案を受けて採用することになったのでしょう。

日本の技術がこんなに落ちぶれた上に、こんなに信じられないような価格で販売していることを知り、さらに残念に感じています。

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