現行のマイナンバーカードが発行開始されてから10年が経つ2026年にマイナンバーカードが変わるかもしれないという報道がTBSでありました。
記事を読む限り、そこまで大きな変更ではなく、カードの券面に表示されている顔写真、氏名、住所、性別、生年月日を非表示にする方向のようです。
これらの情報はマイナンバーカードに内蔵されているICチップにも保有しているので、セキュリティをより高くするために券面の表示を無くすということなのでしょう。
同時にカードの有効期限についても、18歳以上については発行から10回目の誕生日までとされていますが、これも見直す方向です。(カード券面の汚れやカスレは気にしなくて済むようになるので有効期限が伸びるのは分かりますが、ICチップに内蔵されている顔写真は10年ごとに更新するのでしょうか?)
カードの裏面に書かれている「マイナンバー」そのものを非表示にするのかは記事には書かれていませんでした。
最近はクレジットカードも券面に何も書かれていないタイプのものが現れ始めていますので、自然な流れなのではないでしょうか。
しかし、従来は本人であることを証明するためにカードを見せるだけで済みましたが、今度はICチップの読み取り装置がないところでは本人確認ができません。
スマホのようなもので読み取る仕組みが行政の窓口、警察、銀行、保険会社の窓口などに広く出回ると、逆にセキュリティが心配でもあります。本人確認の容易性とセキュリティの担保をどう両立させるのか、もう少し詳しい技術的な解説が出てくるのを待ちたいと思います。
コメント