以前より随所で報道されていた宿泊予約サイトのAgodaの問題がついにNHKニュースでも報道されました。最初は宿泊施設側がagodaで予約したというお客さんが来ても、ホテルで事前に確保した部屋と違う内容の予約が行われていたという訴えが多かったです。トリガーはこちらの東横インのお知らせでした。
【注意喚起】一部の海外予約サイト(Agoda等)ご利用時のご注意事項
いつも東横INNをご利用いただき、誠にありがとうございます。
昨今、弊社が提携サイトに提供している空室枠が、一部のエージェントによって、海外予約サイト(Agoda等)で転売されており、以下のようなトラブルが発生しています。
- お客さまがご予約した情報がホテルに通知されず、お部屋の確保がされていない。
- お客さまの予約されたお部屋や日付とは異なった情報がホテルへ通知され、正しい部屋タイプや日程のお部屋が確保されない。
- お客さまの予約完了からホテルへの予約通知に数日のタイムラグがあるため、ホテルでご予約の確認ができない。
- ホテルで設定した宿泊料金よりも大幅に高い料金で販売されていることがある。
- キャンセル不可で販売されることがある。
以上のことから、一部の海外予約サイト(Agoda等)からのご予約については、お客さまご自身で予約されたサイトへお問い合わせしていただくようお願いしております。
ホテルへご連絡をいただいても、手続きの関係上、予約の確認・変更・キャンセル(クレジットカードでの事前決済を含む)を承ることができません。
お客さまにはご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
ところが、今回のNHKの報道では「予約したホテルの部屋が取れていない」とさらに深刻な内容が報道されています。観光庁はサイトの運営会社幹部に対して直接改善を求め、会社側は速やかに対策をとるとしています。しかし、Agodaの公式サイトを見ても2025年7月12日現在、お知らせ等に告知はありません。
RKK熊本放送がAgodaに取材をしても下記のように回答しています。
- Qプランが変わっていること、全館禁煙なのに喫煙室も選べるようになっていること、料金が上乗せされていること、これらについては原因はどこにあるのか?
- A
お客様のお名前や予約番号が不明なままでは、当社としてもこの件に関して具体的なコメントをすることは難しい状況です。アゴダでは常に、空室状況に応じてお客様に最良のプランをご提供できるよう努めております。また、当社のプラットフォームを通じてご予約いただいた内容を正確にお届けできるよう、最大限の努力をしております。万が一お客様にご不便が生じた場合は、当社のカスタマーサポートチームが迅速かつ的確に対応し、問題解決に努めております」
これだけ問題が大きくなっているのに誠意のある回答とは思えませんでした。
星野リゾートからもこちらのツイートがありました。星野リゾートはAgodaと契約していないにもかかわらず、Agodaで予約した人が到着して部屋を確保できないケースが頻発してるとツイートしています。
芦別スターライトホテル代表取締役社長の田中氏からは、こちらのツイートがありました。
運営会社はNHKの取材に対して、「今後数か月にわたりさらなる対応を順次、実施していく。問題の発生を可能なかぎり最小限に抑えることに全力で取り組む」と回答しています。対応に数か月もかかるのであれば、これ以上の被害をなくすために日本国内における事業を中断してほしいです。観光庁は対応に数か月もかかる業者の営業を続けることをなぜ許しているのでしょうか。
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