極楽湯ホールディングスが債務超過により上場廃止の猶予期間入り

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スーパー銭湯を経営している極楽湯ホールディングスが苦戦しています。東京証券取引所が8月29日に極楽湯ホールディングスが債務超過に陥ったため、上場廃止まで2年間の猶予期間を設定したことを発表しました。

東京証券取引所によると、極楽湯ホールディングスが提出した有価証券報告書で、2022年3月31日時点で債務超過となっていたことを確認したとのことです。

極楽湯が苦しんでいる理由は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う来店客の減少および燃料費の高騰が原因です。確かに私自身も新型コロナウイルスが感染拡大している時期は、日帰り温泉に行くのは自粛していましたので、売上には大きな影響があったのだと思います。

極楽湯ホールディングスのIR資料を確認すると確かに期末における連結純資産額がマイナス12百万円となり債務超過になっていることが記載されていました。

今後、業績および財務体質の改善に向けて下記の施策を実行することが宣言されていました。

業績改善への対応策

    • コラボイベントの実施強化による業績向上
    • 入館料等の価格見直し
    • 店舗ごとの長期シミュレーションと計画的判断
    • グループ会社の合理化

財務体質の改善

  • 資本政策と有利子負債の圧縮
  • 投資計画と資金繰り

確かに極楽湯の公式サイトを見ると、アニメ作品などとのコラボイベントが数多く開催されています。集客に大きな効果があることが確認されているのでしょう。

また、新型コロナウイルスの第7波についても、ここのところは収束傾向にあるので、来店者が増えることも見込まれると思います。

東京証券取引所からの発表もあり、本日は午前の取引で極楽湯ホールディングスの株価は大きく下落しました。今後の業績の動きが気になります。

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