
国道299号線(メルヘン街道)で麦草峠から茅野方面に下りていく途中、国道20号線に出るために八ヶ岳広域農道へ曲がり、そして中央本線の信濃境駅付近を通りました。確か、信濃境駅はドラマ「青い鳥」のロケ地として利用されていたはずです。今はどんな風になっているのかそのままクルマで寄ってみました。
駅前はとても広く、盆踊りの準備もされていました。この日は駅前郵便局がお休みで駐車スペースが空いていましたので、そちらにクルマを停めさせてもらいました。
ドラマ「青い鳥」は1997年10月から12月まで、TBS系列で22時から放送されていました。主人公は理森(豊川悦司さん)、かほり(夏川結衣さん)です。理森の幼馴染という役どころで永作博美さんが登場するほか、かほりの娘として鈴木杏さんも出演されています。
この駅は東京方面から列車に乗ったとすると、山梨県から長野県に入って最初の駅になります。こちらが中央本線の信濃境駅の駅舎になります。ドラマ「青い鳥」で放送されたときとまったく雰囲気が一緒です。こちらの駅舎は開設当時のものがそのまま使われているのだそうです。現在は無人駅です。

ドラマの撮影時には本来は存在しないマルスやキヨスク・駅前にバス停などのセットが設置されていました。
今にも雨の中に赤いクーペ(ソアラ)がさっそうと現れて、赤い傘を持った夏川結衣がクルマから降りてくる映像が目に浮かんできます。

駅舎の中に入ってみると、青い鳥にまつわる展示が行われていました。豊川悦司さんの駅員さん姿の写真などが、とても懐かしいです。


ドラマの中では信濃境駅は「清澄(きよすみ)駅」という名前になっていました。ドラマでは、清澄駅は中央本線の信濃境駅と隣の富士見駅の間にある駅という設定になっていました。

こちらの駅のある場所は、信濃の国と甲斐の国の境、当時の村の名前も「境」であったことから、信濃を冠して信濃境と命名したという由来が紹介されています。

ホームには今でも鳥かごがかかっています。

ドラマの中で何回か出てきた跨線橋です。

駅前の商店街です。残念ながら大型のショッピングセンターにクルマで行く人が増えてしまい、駅前の商店街はとても寂しい雰囲気になっています。

ロケで使われていた駅前通り沿いの秋本食堂は、建物が2002年2月に解体されてなくなってしまい、現在では駐車場になっています。
【2021年4月6日追記】
ドラマ 青い鳥の第三話でお祭りのシーンが出てきます。ここで神楽を見ながら豊川悦治さんと夏川結衣さんの手が触れるシーンがあるのですが、これは東京都調布市の布多天神社でロケが行われました。こちらでレポートしています。
こちらの神社はゲゲゲの鬼太郎でも有名な場所です。
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