最近は街角の公衆電話をみかけなくなってきました。店先に置いてあるような公衆電話も見なくなってきましたし、また電話ボックスも少なくなってきたと思います。
携帯電話の普及と公衆電話の撤去
もはや、誰でも携帯電話を持つようになってきたので、公衆電話を使う人が極端に減少したのが、公衆電話が撤去され続けているもっとも大きな原因なのでしょう。そんな公衆電話の数は朝日新聞の記事によれば20年前の半分以下、39万台にまで減ったそうです。
最近、10年ほど前のドラマを再放送で見る機会があります。すると、街角には必ず公衆電話が設置されています。
そしてドラマの中でも公衆電話を使う場面がかなりの確率で出てきます。もちろん、携帯電話などというものは出てきません。当時の技術ではまだ携帯電話はかなり大きくてかつ値段も高く、とても一般の人が持ち歩くような代物ではなかったのでしょう。
気になったのでネットでこの頃の携帯電話がどんなものだったのか調べてみました。すると、この時期に発売された端末を紹介しているサイトがあったのでご紹介します。
★画像 1995-DoPlaza ~携帯電話情報サイト
なんだか古めかしい感じの端末です。
こんな10年くらい前のドラマの映像を見ていると、確かに公衆電話をいつも使っているような時代があったなと感じてしまいます。でもそれは僅か10年前です。この10年間でこんなに大きく変わったものは、ほかにはインターネットの普及による変化ぐらいのものではないでしょうか。
電電公社の民営化
電電公社が民営化されて日本電信電話株式会社(NTT)が出来たのは1985年です。この時点では91万台もの公衆電話があったそうです。これが39万台にまで減ってしまったのには驚かされます。あと何年か経ったら、「昔は街角にはお金を入れると使うことができる電話が置いてあったんだ」と子どもに話すような日が来るのではないかという気さえしてきます。実際のところはどうなるのでしょう。
公衆電話の中身
携帯電話はどんどん小さくなるのに、公衆電話はどうして大きいままなのか?という興味深い話題がありました。
NTTの回答によれば、硬貨を利用した際に硬貨を収納するスペースやテレホンカードを利用した際にテレホンカードを読み取って利用数に応じて度数を減じて返却する機能などが内蔵されていて、小型化には一定の限界があるとのことです。
特に公衆電話は持ち歩くわけでもありませんし、頑丈に作らなければいけないので、小さくする必要もないのでしょう。
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