みずほマイレージクラブカードセゾンsuicaを新しく作ってモバイルSuicaに登録したところ、これが意外と具合良く使うことができたので、モバイルで持ち運ぶことができる電子マネーが気になり始めました。以前から楽天Edyには登録していましたので、それ以外の電子マネーの中でスマホに機能を持たせることができるものを探してみました。
nanacoモバイルへの登録
すると、セブン&アイホールディングスが発行しているnanacoがモバイルに対応しているようです。
普通にカードを作る場合には300円かかるのですが、nanacoモバイルへの登録は無料というところも嬉しいところです。さっそく、SONYのXperia Zにnanacoのアプリケーションをインストールしました。
nanacoへの入会手続き
あとはアプリを立ち上げて入会手続きをします。あとはチャージをすれば準備完了なのですが、クレジットカードからのチャージに制約があることをはじめてこの段階で知りました。クレジットカードの事前登録を行う必要があるのですが、この事前登録が行える状態になるまで4日間も必要になります。そして4日間待って事前登録を行っても使える状態になるのにはさらに24時間待たなければいけません。従って、チャージをしたnanacoを利用できるようになるのは5日後になります。
クレジットカードによるチャージはできなくても、セブンイレブンなどの店頭に行けば現金でチャージを行うことはできますが、そこまでして使いたいとも思いませんので、素直にクレジットチャージができるようになるのを待ちたいと思います。モバイルSuicaのときにはすぐにクレジットカードでチャージが出来たので、nanacoは初期段階の扱いにくさはとても意外に思いました。
こちらがnanacoにクレジットカードでチャージすることを解説している公式ページです。
☆電子マネー nanaco 【公式サイト】 : nanacoクレジットチャージ
また、クレジットカードでnanacoにチャージする際、クレジットカードのポイントがつくものと付かないものがあるようです。こちらの記事が参考になりました。
漢方スタイルクラブカードだととてもお得
漢方スタイルクラブカードというカードは還元率が高いことで話題になっていました。
☆漢方スタイルクラブカードでnanacoチャージをする方法
JCBブランドの楽天カードであればポイントが付くようですが、私が持っているVISAブランドの楽天カードはポイントが付かないようです。
nanacoを使って各種税金をセブンイレブンの窓口で納めれば、クレジットカードのポイントをゲットできるという技が流行っているようです。
現在、Xperiaの中にはSuica、楽天Edy、nanacoの3種類の電子マネーをのせることができました。カードを何枚も持ち歩く必要がないことは最大のメリットではないかと思います。
【追記】
チャージ用にクレジットカードの事前登録
4日が経過したので、nanacoにクレジットカードを事前登録してみました。
nanacoに登録できるクレジットカードには制限があります。登録できるカードの一覧を見ていると、セゾンカードが出てきましたので、作ったばかりの、みずほマイレージクラブカードセゾンSuicaを登録しました。
ところが「サーバーエラー」というメッセージが出てきて登録ができません。本人認証サービスに対応していないクレジットカードは登録ができないようです。
本人認証サービスをONに
そこで、セゾンカードのポータルサイトであるNetアンサーというサービスを使って、本人認証サービスを有効にしました。
☆ご利用明細確認|クレジットカードは永久不滅ポイントのセゾンカード
nanacoの登録をしないにしても、通販で不正に利用されるのを防ぐためのセキュリティ向上策として、本人認証サービスはONにしておいた方が良さそうです。
ここで、PAM(パーソナルメッセージ)という設定項目があり、これが何なのか最初は分かりませんでした。実際に使ってみたところ、通販で買い物をしたときの本人認証画面にこのパーソナルメッセージが表示されます。つまり、フィッシングサイトなどでパスワードを抜きとられないように、自分専用のメッセージを登録しておくところになります。PAMは表示されてしまいますので、絶対にパスワードを設定してはいけません。
この本人認証サービスをONにしたところ、nanacoのクレジットカード事前登録も問題なく完了しました。
さらに24時間が経過したあとで、nanacoにチャージを実施してみました。nanacoの最低チャージ金額は5000円と他の電子マネーに比較して高額であることが気になりました。
イトーヨーカドーやセブンイレブンでセゾンカードを使うときの注意
「nanacoポイントが貯まるサービス」に登録すると、イトーヨーカドーやセブンイレブンでセゾンカードを使って支払ったときに、nanacoにポイントが貯まります。nanacoポイントは利用金額100円につき1ポイントが貯まります。カード利用付きの翌月末頃に登録をしたnanaco番号へセンター預かり分としてポイントが付与されます。
セゾンNetアンサーでログインして各種申し込みからnanaco番号を登録することができます。
【2022/08/16追記】
登録できるクレジットカードの制限
電子マネーという通貨を代替する位置付けなのに、ナナコに登録できるクレジットカードはセブン&アイに関連するものだけに制限がかかりました。
- セブンカード
- セブンカードゴールド
- セブンカードプラス
- セブンカードプラス(ゴールド)
クレジットカードを増やしたくないので、ナナコは使っていません。こんな制約をかけていたら、ナナコの利用者は減ると思うのですが、いつまで愚策を続けるのでしょう。
ちなみにナナコの利用者は2020年5月末で、7020万人ですが、私のように加入しているけれども使っていない人がどの程度になるのかがポイントです。
公表数値から使われた件数を調べると2020年2月末の利用件数は21億5756万件、2022年2月末の決済件数は16億740万件、利用件数と決済件数と単位に違いがありますが、同じだと仮定すると大きく減っていることになります。
こちらは2017年4月のASCIIからの引用です。
順調に決済件数が伸びているように見えますが、この後、落ち込んだことになります。
調べても、最近の会員数の伸びのグラフは見つかっても決済件数の推移のグラフは見つけられませんでした。
WAONはオープン
イオン系列が扱っているWAONはチャージできるクレジットカードの制限は付けていません。また、先日、釧路に行ったときに気がついたのですが、まるでイオンモールがバスターミナルのように色々な系統のバスが発着していて、それらのバスではWAONが交通系電子マネーのように使えるようになっていました。
このようにイオン系列は地域とともに便利にしようという方向に動きているのに対して、ナナコは閉鎖的な方向に走っていっているようにも見えます。
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