湯楽の里 北本店でレジオネラ菌による被害が発生

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北本店

北本市にある湯楽の里を利用した男性3人がレジオネラ症を発症してこのうち一人が死亡したと6月14日に埼玉県が発表しました。こちらの施設の浴槽を埼玉県鴻巣保健所が調べたところ、100ml中に10個未満と基準値で規定されるレジオネラ菌が、それ以上検出されて、同日付で営業停止処分にしました。男女の露天風呂から基準値を超えるレジオネラ菌が見つかりました。

また、施設で見つかったレジオネラ菌は亡くなった男性から検出された菌の遺伝子パターンと一致していることが6月14日に判明しました。これを受け手15日付で営業停止処分に踏み切りました。なお、湯楽の里 北本店では6月3日から設備点検ためとして営業を自粛していました。亡くなった男性は5月18日から21日にかけて同施設を複数回利用したあと、5月29日に発熱と呼吸困難で入院し、6月3日にレジオネラ症でによる肺炎で死亡しました。

埼玉県の条例では浴槽の循環濾過器を1週間に1回以上洗浄すること、浴槽水は1年に2回検査すること、貯湯タンクの温度は常に60度以上を保つことなどを定めています。湯楽の里 北本店の責任者も規定通りの洗浄をしていたが消毒用塩素の濃度が不十分だった可能性があると話しているそうです。

実は埼玉県の日帰り温泉施設の中ではほかにもレジオネラ菌の発生により休業に追い込まれた施設があります。2004年に出来たサイボク天然温泉「まきばの湯」です。2012年11月19日から29日までにまきばの湯を利用した8人がレジオネラ症を発症し、12月6日から営業を自粛、2013年1月15日付で閉館しました。

このようにレジオネラ菌による被害は頻繁に起こっています。特に源泉掛け流しの温泉よりも、お湯を循環させている施設でより大きなリスクがあるようです。以前は家庭用循環濾過装置が流行った時期もありましたがレジオネラ菌の問題で最近ではあまり商品を見ません。温泉の湧出量が少ない場合には、温泉を循環濾過することによって、お湯を清潔に保つことはよく行われています。しかし、循環したり貯めたりしたお湯はレジオネラ菌を増殖させてしまう可能性があります。

打たせ湯やジャグジーなどで循環しているお湯の飛沫がたくさんあるような場所では、レジオネラ菌を含む飛沫を呼吸の際に吸い込んでしまう可能性もあり、レジオネラ症を発症するリスクが高まります。従って、打たせ湯を休止している日帰り温泉施設も数多くあります。

レジオネラ菌によって引き起こされるレジオネラ肺炎は発症するまでに約10日間の潜伏期間があると言われています。咳やタン、発熱などの症状を感じたら直ちに医療機関の診断を受けるよう、埼玉県の衛生課では会見で話しています。

日帰り温泉施設はとても人気で、各所でお店が営業しています。ただ、これらの施設でレジオネラ菌を吸い込まないように自衛することはとても難しいことなのではないかと思います。唯一できるとすれば、お湯が飛沫となって空気中を漂っているような場所を出来るだけさけることでしょうか。ただ、湯楽の里北本店でも露天風呂が飛沫がとびかっているような状況になっていたとも考えにくいです。また、報道されている記事を読んでいくと、同店舗を利用していたお客さんの声として、とても清潔でこんな事故が起こるとは思ってもいなかったという意見もあります。私自身、湯楽の里 北本店は使ったことがないのですが、それ以外の店舗、国立や昭島といったところには行ったことがあり、施設もとてもきれいなので、まさかこのような事故が起こるとは思ってもみませんでした。

今後は循環をしている浴槽のお湯には塩素がたくさん投入されることになると思います。湯楽の里の事故を知ったほかの施設でも塩素の量を増やすことになるでしょう。塩素が増えると、やはりにおいが気になってしまいます。健康を守るためとはいえ、温泉が好きな人にとっては厳しい状況になってしまうかもしれません。

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