香港ではデータ通信の定額制が次々に廃止されているらしい

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香港

スマートフォンの普及により、香港ではデータ通信の定額制が次々に廃止されているという記事が日本経済新聞にありました。

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PCCWモバイルは定額制の新規受け付けを停止

香港のPCCWモバイルという会社は2月13日に定額制での新規受付を即日で停止することを発表しました。また、CSLという会社は年内廃止の方針を発表しました。香港では定額制から従量制へと舵がきられることになります。

日本の状況

日本でもスマートフォンの普及でデータ通信量が非常に増えていて、携帯電話のデータ通信網ではそろそろ厳しいのではないかという話も出ていて、このままデータ通信定額の仕組みが存続されるのかいなかが危ぶまれています。スマートフォンだからこそデータ通信量が多いので固定料金で楽しみたいところなのですが、この動向は非常に残念なところです。

日本の携帯電話会社ではあまりにも多くのデータ通信を定額の枠内で実施した場合には、それ以降、データの最大転送速度が制限される等の対策を施していますが、まだ、定額制の廃止を発表した会社はありません。前々からデータ定額制をこのまま続けることは難しいと言われていますが、データ定額制を廃止することを発表すれば間違えなく客離れが発生するので、各社とも様子を見ているのではないかと思います。そのかわり、人が集まるターミナル駅などで無線LANを配備して、出来るだけ3G回線への負荷を減らしてトラフィックを無線LANに逃がしていくような施策をあわせて実施しています。

そんな対策を実施していても、最近ではNTTドコモやauで通信網のトラブルが相次いでいます。データ通信量が増えたことによるトラブルも発生しているようなので、これからは各社とも設備の増強を進めていくことになると思います。

しかし、これからまだまだガラケーからスマホへの機種更新は続いていきますし、また、動画や音声の通信といったパケット通信量に大きな影響を与える通信もこれから増えていくものと思います。各社の設備増強とパケット通信量の増加がいたちごっこを繰り返すような結果になりかねませんが、どこまで各社が持ちこたえることが出来るのか、気になるところです。

【2021年4月14日追記】

2020年代の日本

日本におけるモバイル通信の状況もここ数年ですっかりと様変わりしました。動画コンテンツを見る人が増えたこともあり、一定額でデータ通信が使い放題というサービスは経営側が耐えきれないことから、サービスの提供をしているところが減ってきたと思います。

ただ、逆に楽天モバイルのように自部自身が基地局を新たに設置して、月額2980円でデータ通信使い放題を提供するようなサービスも新たに登場しました。まだまだ、楽天の基地局の数が足らなくて、高速通信でデータ通信使い放題ができるエリアは限られていますが、ここ1年間でずいぶんエリアが広がったので、これから期待できるサービスなのではないかと思っています。

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今やモバイル通信が自由にできることは当たり前になっていますが、次の時代はどんな状況になっているのかが大変に楽しみです。

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