Google日本語入力(ベータ)を使ってみました

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 グーグルが12月3日に日本語入力システムを公開しました。今まで日本語入力システムの開発をしているという情報を知りませんでしたので、この発表は非常に突然の発表のように思えました。この日本語入力システムはこちら(Google 日本語入力 – ダウンロード)のサイトから無料でダウンロードすることが出来ます。

 日本語入力システムについては、この日本では何と言ってもジャストシステムのATOKが最も変換精度が良いのではないかと思ってきました。私自身も、ジャストシステムから株主優待をもらう度に、ATOKをアップデートしてきました。(正確には単体のATOKを購入したわけではなく一太郎を購入してきました。株主優待をダブルで使って「一太郎2008」を買った)


 従来もマイクロソフトからMS-IMEがバージョンアップを重ねてきていますが、なかなかATOKの変換精度までは追いついていないように思えます。また、MS-DOSの時代にはATOK以外にもいろいろな日本語入力フロントエンドプロセッサがありましたが、結局は淘汰されてきてしまいました。

 私自身はエーアイソフトという会社が発売していたWXシリーズという日本語入力システムが非常に懐かしいです。しかし、今では製品は生き残っていません。このように、日本語入力システムについては、「日本語」という極めて難しいものを相手にしているだけに技術開発に非常に時間がかかる分野であり、そうは簡単には製品が開発できるわけはないと私は思っていました。

 ところが今回の発表です。とても驚きました。さっそく、公式サイトから日本語入力システムをダウンロードしてパソコンにインストールしてみました。このエントリーについては、そのグーグルの日本語入力システムを使って入力しています。

 まず、驚いたのは日本語入力に使用される辞書が非常に充実している点です。WEBから自動で辞書を生成したというだけあって、新語や専門用語、そして芸能人の名前などがとても充実しています。「隣の客はよく柿食う客だ」も一発で変換しました。誤変換がとても少ないと思います。口読点の認識間違えも少ないのも不思議です。昔であればパソコンの性能も限られていて、辞書の容量というのはそんなに多く出来ない時代が続いてきましたが、昨今ではパソコンの性能も上がりハードディスクの容量も著しく増加したので、このように機械的にネットから情報を持ってきて整理するという手法でも十分に対応できるようになったということでしょうか。

 文書を入力していくと、候補語を徐々に表示していってくれるサジェスト機能を搭載してくれています。このサジェスト機能も非常に使いやすく、全部をキーボードで打たなくても候補が表示されればそれを選択するだけでも文書を書くことができるようになります。

 日本語入力システムごとに操作性に違いがありますが、グーグル日本語入力では設定を変更することでATOKやMS-IMEなどの操作性に合わせることができるようになっています。私はATOKの操作性に合わせてみましたが、全く違和感がありません。これならば、特に操作方法で戸惑うことはなさそうです。

 このまましばらく、グーグル日本語入力を使い続けてみて、どんな特徴があるのかもう少し勉強していきたいと思います。

コメント

  1. 通りすがり より:

    こちらの文章もGoogleで打ったのでしょうか。
    句読点が「口読点」になっていますよ。
    変換ミスか入力ミス(「くうとうてん」と入力した可能性がありますね)かはわかりませんが、
    「口読点」をGoogle検索するとヒットしますから、Googleが拾ってきちゃってる可能性がありますね。
    ここらへんがネットと連動していることの弊害かもしれませんね。