ゼンハイザー(SENNHEISER)社のMX400の購入とレポート(インナーイヤーヘッドフォン)

3.5

 NTTドコモのGFortをポータブルMP3プレーヤがわりに使っていることはこちらのページで紹介しました。

 しかし、GFortに付属してくるリモコン付きインナーイヤーヘッドフォンは音質がたいへんに悪いので、今まではSONYのインナーイヤー型ヘッドフォンを使用してきました。このSONYのヘッドフォンはいわゆるドンシャリ型の元気な音質で、これはこれで良かったのですが、長時間聞いていると少し疲れるところがありました。このヘッドフォンも使いすぎて壊れてきたので、新しいヘッドフォンを探していたところ、見つけたのが、このSENNHEISER社のMX400という商品です。

ゼンハイザーMX400
ゼンハイザーMX400
ゼンハイザーMX400
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SENNHEISERに関して

 SENNHEISERという会社は一般の方にはなじみが薄いですが、実はドイツの名門オーディオメーカで、この会社が作るマイクやヘッドフォンは、スタジオ録音やコンサート等でプロが使う製品を生み出している会社です。私も高校生のころにこの会社のヘッドフォン(HD414)を使用していました。

ゼンハイザー HD414
ゼンハイザー HD414

 インターネットで検索をしてどのヘッドフォンが良いのか、皆さんの感想を読んでいたのですが、今回購入したゼンハイザーのMX400は安価な割に音が素直で、聞いていて疲れないという評価なので購入することにしました。

購入方法に関して

 しかし、この商品は近くの電気屋に行って買ってくるという訳にはいきません。あまり流通していないのです。一番確実なのが、ヨドバシ電気の通販で購入するのが良いと思います。私もこの方法で購入しました。

 売価は私が購入したときは1780円でした。これに送料や税金を合わせた価格で購入することが出来ます。

(2005.2.12追記)

 ヨドバシの通販よりも安く購入できる方法がありました。ムラウチ電気のネット通販で無料会員登録をしてから購入すれば、税込み1500円で購入できます。送料のほうは、購入時期によって「無料キャンペーン」を実施していたり、「5000円以上の買い上げで送料無料」となったり、パターンがありますので確認してみてください。下記のリンクからムラウチ電気のトップページ行ったあとに、左上の検索メニューに「MX400」とキーワードを入れて検索してみください。

商品の使い心地

 申し込みをした日には、すぐに商品発送のメールが来て、翌日には商品が届きました。安っぽいパッケージから商品を取り出して、NTTドコモのGFortに接続してさっそく視聴です。耳当て部分に装着するスポンジも付いてきましたので、これを付けて耳の穴の中に入れようとすると、ユニットがかなり大型です。装着感はあまり良くありません。頭を振ると簡単に取れてしまいそうです。

 次にGFortで音楽を再生(WMA 48Kbps)し音質を確認してみると、音質が評判の通り非常に素直です。無理にどこかの音域を強調したりといった感じがありません。特にボーカルを聞くと、人間味があるリアルな音質のような気がします。また、長時間聞いていても、ほとんど疲れない点が優れています。この値段で、これだけの音質が手に入ればたしかに満足です。

 オープン型なので、遮音性はまったくありません。電車に乗っていれば、周りの音もよく聞こえます。また、小さめの音ならばほとんど音は外部に漏れませんが、大音量にすると、このヘッドフォンの音も周りに漏れますので、人が多いところでは音量調整は気を付けた方が良いと思います。

 ケーブルは「いまどき」のインナーイヤ型ヘッドフォンの中では珍しく、Y字型のケーブルなっています。従って、ケーブルは首の後ろを回すのではなく、前に垂らす形になります。もし、耳からヘッドフォンがはずれれば、肩には引っかからずにそのまま下に落ちる格好になります。使いにくいですが、左右のケーブルを同じ長さにすることにより、左右の音質傾向を変えないようにするといったオーディオ専業メーカとしてのこだわりがあって、あえてY字型にしているのかもしれません。(真実は定かではありません)

 ヘッドフォンのユニットは他社の製品と比べると大きめです。耳の穴が小さい人には、うまく装着するのはつらいかもしれません。一応、耳にあてやすくするためのスポンジも付いてきました。私はスポンジを付けた状態で使っています。

 この製品の上位機種にはMX500という商品があり、ボリュームコントロールが付いています。ヘッドフォン本体が同じものなのか、それともさらに音質が良いのかはわかりません。スペックを見ると周波数特性等はまったく同じなので、同じ本体なのかもしれません。また、本機種の下位機種にはMX300という商品があります。

ゼンハイザーの商品が買いやすくなりました (2005.11.26追記)

 ゼンハイザーの商品についてはあまり流通性が良くなかったのですが、amazonで取り扱いが始まったことにより、日本全国どこでも入手が容易になりました。1500円以上の買い物で送料も無料になります。ここで紹介したMX400自体の取り扱いはありませんが、その後継機種のMX450がamazonで売られています。Amazonのゼンハイザー社の商品ページへへのリンクを掲載しておきます。

(2006/05/01追記)

MX400にかわる商品

 最近、フィリップス社のSBC-HE580という商品を購入しました。某巨大掲示板で話題になったのが影響してか、AMAZONのエレクトロニクス部門で売り上げ1位に輝いています。値段も2000円弱と安いのとAMAZONで扱っているので入手しやすいのが特徴です。しかも、装着感の良さや、締まりの良い低音の響きは、なかなか良い感じです。現在、MX400から浮気して、もっぱらこちらの商品を普段の通勤には使用しています。こちらでレポートしています。

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