家族が災害時用に購入したまま押し入れに仕舞われていたポータブル電源「EcoFlow RIVER2 PRO」を使ってみました。普段は電源に接続しておいて、もしも停電になったら、スマホの充電やラジオの電源、パソコンの電源などとして使う最低限の使い方を想定しています。
段ボール箱から本体を取り出してみると、片手で持てるとは言ってもそれなりに重いです。10リットルのバケツに水をはって持つよりも少し軽い程度ということになります。
マニュアルに目を通したあと、本体を電源ケーブルでコンセントに接続してみました。そこから急速充電が開始されました。充電中に内部温度が上がったためか、途中でファンが急速回転して五月蝿いこともありましたが、充電が終わったら音は静まって静寂になりました。充電中に五月蝿いとは言え、70分ほどで満充電ができてしまうことは凄いと思います。

本体にはスイッチがほとんどありませんが、実はスマホにアプリをインストールして連携させると、色々な設定ができます。

ecoflowアプリとの連携
今回はiPhoneにアプリをインストールしました。AppStoreで、ecoflowをキーワードに検索するとアプリが見つかります。
アプリを起動すると、ログイン画面となり、新規登録をしました。入力したメールアドレス宛にコードが送られてくるので、これを入力するとで会員登録が完了します。

本体の登録もBluetoothで検出して接続できます。自宅のWi-Fiに接続することで、新しいファームウェアを検出して本体のアップデートをしてくれました。特にアプリを連携させなくても本体を使うことはできますが、やはりファームウェアのアップデートやいくつかの設定はしておいたほうが良いと思います。今回はバッテリーの劣化を少しでも防ぐために、100%の充電はせず、90%で止めるようにしました。逆に放電時も10%は充電を残す設定にしてあります。

いったん、充電が終わると、とても静かになります。正面の白いランプは常時点いているのが少し気になります。スマホアプリから設定で消すことができるのではないか?とも思ったのですが、まだ消し方がわかりません。
あまり、充電しっぱなしにするのはバッテリーにとっては負荷がかかってしまうので、本当は良くないと思うのですが、充電限度を抑えることで、どの程度、バッテリーへの負荷を抑えることができるのかがとても関心があります。このECOFLOWのバッテリー管理システム(BMS)の出来栄えにもよるのかもしれません。
製品仕様
- 型番 ZMR620-B-JP
- 容量 768Wh(40Ah 19.2V⎓)
- 定格出力 800W
- 寸法 270 × 260 × 226 mm
- 重量 約8.25kg
- 保証時間 5年
- 出力ポート(全11ポート)
- AC ×4(純正弦波、合計800W(サージ1600W) 100V~50Hz/60Hz)
- USB-C ×1(5/9/12/15/20V⎓5A 最大100W)
- USB-A ×3(5V⎓2.4A 各ポート最大12W)
- DC5521 ×2(12.6V⎓10A/3A 最大126W)
- シガーソケット ×1(12.6V⎓10A 最大126W)
- 入力ポート
- AC (100-120V~50Hz/60Hz 最大10A)
- シガーソケット(12V/24V対応、既定値は8A、最大100W)
- ソーラー(11-50V⎓13A 最大220W)
- USB-C(5/9/12/15/20V⎓5A 最大100W)
- アプリ対応 〇
- X-Boost機能
- 最大1000W家電を駆動可能
- バッテリー素材 リン酸鉄リチウムイオン(LFP)
- 使用サイクル 3000回の充放電でバッテリー初期容量の80%を維持
- 使用温度範囲 -10℃~45℃
- 充電温度範囲 0℃~45℃
今後、さらにバッテリーを使用した際にレポートを追加します。
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