楽天証券が2025年6月から楽天マネーファンドの取り扱いを開始しました。すでに外貨建てのMMFは5種類が提供されていましたが、円建てについては当ファンドのみとなります。日銀によるゼロ金利政策が解除されて金利がある世界が戻ってきたため、楽天証券ではMRFを再び設定した形になります。
楽天マネーファンドは安全性を重視し流動性に優れた公社債投資信託、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)で高利回りを期待できる利回り商品であると紹介されています.気になる利回りは6月2日から6月8日までの平均で「0.463%」となっていました。分配は日々行われて、その分配金は月末に再投資されるので1ヶ月複利での運用となります。
安全性を重視しているとは言え、元本の保証、年利回りの保証はありません。格付が高い会社や国、自治体に投資していても、その会社や国、自治体に信用問題が発生したときは元本割れが発生するリスクがあります。
申込単位は1円以上、1円単位で、楽天証券口座の預かり金から運用額を追加できます。また、楽天銀行マネーブリッジも利用可能です。楽天カードや楽天キャッシュからの入金、ポイントの利用、定期積立はできません。また、NISA口座での取引もできず特定口座または一般口座での取引が可能です。
申込締切時間は毎営業日の16時です。これを過ぎると翌営業日の申込という扱いになります。引出しについても毎営業日の16時までの申込で翌営業日に換金代金が預り金に入金されます。
信託報酬はファンド元本の額に年率1%以内の率を乗じて得た額とだけされています。年率1%となると現在の利回りを大きく上回ります。現時点で信託報酬が何%なのか簡単に分かるようにしてほしいです。
現在の楽天銀行の金利は、マネーブリッジを利用していれば、300万円までの部分は年0.28%、300万円を超える分は年0.22%となっていますので、流動性から考えると楽天マネーファンドも一つの選択肢になりそうです。(楽天マネーファンドは元本保証無しという点には注意が必要です)
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