7月22日は日本全国で過去最多の748人感染 最早Go To Tripを実施している場合ではない

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今日の全国の新型コロナウイルスの新規感染者数は4月11日を超えて過去最多の748人感染となりました。今まで、新型コロナウイルスの広がりは東京が中心と言われてきましたが、もはや全国でもこれだけ増えてしまったら、緊急事態宣言時と同等の取り組みを全国で進めなければいけないレベルです。

いぢばん逼迫しているのは、医療機関です。東京都でも逼迫してきているという報道はありますが、もしも、離島でクラスタが発生し複数人の感染者が出たら、医療崩壊が簡単に発生してしまいます。

東京都では7月23日からの4連休は不要不急の外出は自粛するように要請をしますが、少なくとも全国レベルでも、外出を推奨するGo To Travelキャンペーンは中止して、キャンペーンの実施時期を見直す必要があると思います。

旅行業、ホテル・旅館などの宿泊業、交通機関、飲食業などは経営に大きなインパクトが出てしまいますが、少なくとも当面は新規感染者数は増加傾向を示す可能性がありますので、やはり第一に守るべきものは人命ではないでしょうか。

【2020/07/23追記】

今日は東京都の新規感染者数が366名と発表されました。もちろん、過去最高の数値です。緊急事態宣言を出していた時期よりも高いのですから、なぜ今、緊急事態宣言を出さなくても大丈夫なのかは、政府は責任をもって説明しなければいけないと思います。

東京都以外でも愛知県は96名、大阪市は103名または104名福岡県が61名など、過去最悪の数値を記録している自治体が続出しています。感染がさらに広がる原因になりかねないGotoキャンペーンは即刻中止したほうがよいのではないでしょうか。

【2020/07/25追記】

本日で国内の感染者が3万人を超えました。また、直近3週間で一万人増えています。検査対象人数が増えたことで、感染と判明した人が増えている面もあると思いますが、一万人の増加ペースが指数関数的に上がっていることは気になります。

【2020/07/26追記】

新型コロナウイルスに感染していることが診断されていても、施設で隔離できていない患者が東京都で1000人を超えてしまったという報道がTBSでありました。急激な陽性者の増加に施設との調整が追いつかない格好になっています。

コメント

  1. TK より:

    こんにちは。
    数字だけで判断すると「緊急事態宣言」ということになるのでしょうけれど、数字の背景(春に比べての検査規模の拡大、感染者の症状の内訳、春のようにすべてが手探りではなく病気に対する治療方法のノウハウが蓄積されてきたこと、そもそも病気に対する研究が進んで姿が見えてきたこと)なども考慮すると、春ほどの切迫感はないということなのでしょうね。

    いま、社会は壮大な実証実験をしているのだと思います。誰も正解を知らない答えを探しているのです。

    4月の緊急事態宣言で「ブレーキを掛ければどう止まるのか」はわかりました。
    今は「じゃあアクセルを踏んだらどうなるのか」を見ているのでしょう。

    新型コロナとはこの先も長い付き合いになります。
    経済を止めれば、バタバタと企業が倒産し、失業者があふれ、待っているのは日本の大混乱でしょう。それを避けるために、共存のフェーズに入っているのではないでしょうか。

    こんな分析もあります。
    https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/viewpoint/pdf/11945.pdf

    • 森のくまさん 管理者 より:

      コメントをありがとうございます。
      人の命と経済活動の再開のどちらを優先するのか、試行錯誤の中での対応状況かと思います。
      紹介いただいた日本総研の分析はエコノミストの視点からの分析ですね。
      私自身は最近では杏林大学医学部の山口主任教授が東京都のモニタリング会議で発言された内容が、一番しっくりときています。
      「東京で医療体制が逼迫していないというのは誤り」とする意見です。
      緩やかに経済活動を再開させることに異論は無いのですが、いきなり税金を使って国が旅行を推奨するキャンペーンを実施するのは反対です。