ホームドアの導入が遅々として進まないJR東日本

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先日、経済番組を見ていると、JR東日本がいかにして成長してきたかを特集していました。その内容は鉄道事業にかかわらず、駅ナカ事業などで発展したほか、事故の教訓は実際の事故車両を展示する施設を作って後世に伝えているといった話しが紹介されていました。

しかし、中核の鉄道事業のことを考えると、定時運行の厳守をするための仕組みや乗客の事故防止に向けた対策などは、はっきり言って遅れているように見えます。

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危険なお茶の水駅

例えばこちらは、JR中央総武線の御茶ノ水駅ですが、ホームは極端に狭くなっているところがあるのにホームドアすら付けずに何十年も放置されています。

JR中央総武線は毎日のように遅延が発生して、乗客に大きな迷惑をかけていますが、何か対策を打っているようには全く見えません。

特に電車に遅延が出ているときは、ホームから人が溢れ出そうになっていることがよくあります。これほどの惨状を放置している現状にはただ驚くばかりです。

2018年3月期は過去最高の利益を叩き出したといった報道がJR東日本に関してはありますが、大事故が発生してからでは遅いので、地道に安全対策を積み上げていってほしいと思います。

【2019/04/12追記】

神田駅で人身事故発生

4月11日に神田駅で人身事故が発生し、その後の別のトラブルも複合的に噛み合って、JR東日本各線が大幅に乱れました。

同社や警視庁によると、11日午前6時41分に、京浜東北線の神田駅(東京都千代田区)の構内で20代とみられる女性が車両とぶつかる人身事故があった。女性は死亡したという

正直、今になってもなお首都圏のJR各線でホームドアをつけないのは、JR東日本は人の命を危険に晒しているとしか思えません。

【2021/07/14追記】

国立競技場周りの駅でホームドア設置

JR中央総武線の千駄ヶ谷駅や信濃町駅などにはホームドアが設置されました。これから東京オリンピックが開催されるので乗降客が増えると見込まれる駅にホームドアを設置したのでしょう。ただ、オリンピックは無観客で実施されることになったので、さほどは都心は混雑しないかもしれません。

反面、四ッ谷駅などの乗降客が多い駅や三鷹駅、中野駅間など他の駅では遅々としてホームドアの設置が進んでいないように見えます。今後の設置がどのように進捗するのか気になるところです。

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