「計画ありきは失敗の元」という華僑の教えとプロジェクトの関係

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日経ビジネスオンラインに(変化に強い華僑の教え「計画ありきは失敗の元」)という記事がありました。

大きなプロジェクトなどを立ち上げる場合にはまずは綿密に計画を立てて挑むのが定石とされていますが、なぜそ逆の教えがあるのか、とても興味があります。

面白そうでしたので記事をよく読んでみることにしました。

変化に強い華僑の教え「計画ありきは失敗の元」
華人たちは「計画ありきは失敗の元」を合言葉にスピードをどんどん加速させています。日本人の多くは「計画の不備は失敗の元」と考え行動することが多いですので、正反対の行動思考をもっていると言っていいでしょう。

華僑では『孫子』の言葉「勝つ可からざるは己に在るも、勝つ可きは敵に在り」から「計画より観察」という言葉がよく使われているそうです。「負けないための準備は自分で事前にできるが、その戦いに勝てるかどうかは、敵の出方次第」という意味がこめられています。

計画を立てれば、その計画通りに実行しようという意識が強く働き、その間に環境が変わってしまえば、どんなに計画通りにゴールにたどり着いたとしても当初の目標(例えば1万個売れる新製品を作る等)を達成できるとは限らないということです。

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お客様とゴールを握っているプロジェクト

この記事を読んでいて一つわかったことがあります。例えば、お客様からの受注型システム開発のプロジェクトのように、お客様との契約によりゴールが決められているようなプロジェクトの場合は、そのゴールを達成するための計画を綿密に練ることは非常に意味があることだと思います。

もちろん単純に計画を作るだけではなく、自分たちが開発の途上で何らかのミスをしたり、なかなか自分たちでコントロールができない他者が存在するプロジェクトの場合は、十分にそのリスクを棚卸して、リスク発現を予防する対策を講じたり、リスクが発現した場合の対策を決めておくことになります。また、計画し実行しチェックをして、問題があれば、また計画にフィードバックするというPDCAのサイクルも十分に活きます。

従って、このようなプロジェクトの場合では「計画より観察」と言っていてはNGで、初めに計画を綿密に作り、次に観察をしながらプロジェクトを進める形になります。

ゴールの姿が市場環境の変化で大きく影響を受けるプロジェクト

一方で、厳しい競争がある環境下で新しい事業を立ち上げるようなプロジェクトの場合は、技術の進化や他社の新製品発売等によって、当初の計画通りに進めようとすれば、すぐにやっていることは陳腐化してしまい、使い物にならない事業を立ち上げることになるでしょう。この場合、孫子の「勝つ可からざるは己に在るも、勝つ可きは敵に在り」という言葉が生きてくるのでしょう。この場合、日経ビジネスの記事の通り、OODAサイクルが役に立つのだと思います。(観察、情勢判断、意思決定、実行)

まとめ

プロジェクトの種類によってよく特性をよく見つめて、そのプロジェクトは「まず計画」が合っているのか、「計画より観察」を重視すべきなのかをよく考えて行動すべきです。単に「計画より観察」の言葉に従って計画を疎かにすると大変なことになるかもしれません。

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