首都高が与野ジャンクションから上尾まで延伸

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高速道路

先日、埼玉新聞の記事を読んでいると、首都高速道路埼玉線の与野ジャンクションから上尾までの25.1Kmの区間のうち、一部の事業に着手することが紹介されていました。現在の首都高速道路は与野ジャンクションから先は見沼の方に曲がっていってしまっています。見沼の方に曲がらずにそのまま真っ直ぐに宮原方面に続く道路が造られることになります。この道は自動車専用道路の「新大宮上尾道路」と呼ばれています。

最初は上尾市堤崎の上尾南インターチェンジ(仮称)までの8Kmの区間に着手する予定です。現在は首都高速道路から新大宮バイパスに下りたあと、上尾道路の方へと一般道を走って行かなくてはいけませんが、これが自動車専用道路だけで行くことができるようになります。新大宮バイパスも混雑することが多いので、周辺道路の混雑緩和に大きな効果があると思います。ただ、開通予定年度は2026年度と10年後が計画されています。

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上尾道路の中央分離帯

すでに国道17号新大宮バイパスや上尾道路には広大な中央分離帯に土地が確保されています。ここに高架構造で道路を新たに造るのでしょう。これだけきちんと土地の確保が行われているのに、完成までに10年もの期間がかかるのは非常に残念なことです。

関越道はなぜか練馬から道が始まっていて首都高速道路に接続されていません。本当は練馬から川越まで東京川越道路という名前で開通しました。国道254号線、川越街道のバイパス的な位置づけだったようですが、それがいつの間にか延伸されて新潟まで続く関越道として重要な位置づけを占めるに至っています。一方で首都高速道路埼玉線は取り残された格好になってしまっていました。

新大宮バイパスに敗北 孤立した関越道、その未来は | 乗りものニュース

東京から放射状に延びる高速道路のなかで、関越道だけ唯一、首都高に接続されていません。これにはかつて、現在の関越道より国道17号新大宮バイパスのほうが重要視されていた過去があります。関越道と首都高が接続されることは、もうありえないのでしょうか。その鍵は「幻の練馬線」が握っています。

trafficnews.jp

しかし、取り残された首都高速道路埼玉線を活用して現在の新大宮バイパス、上尾道路、熊谷バイパス、上武道路といったバイパスの上を通って渋川まで続く高速道路ができれば関越道のバイパスが完成します。今の関越道もどうしても随所で渋滞が発生してしまいますので、新東名のように新関越が必要なのではないかと思います。

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