
iPhone5ではA6というプロセッサが使われています。このプロセッサ自体はアップルが設計を行い、製造は他の会社に委託しています。CPUのコアの他にグラフィックを司るGPUなどの回路も集積されています。
このプロセッサに関しては、まだ詳細が発表されていないので、わからないことも多いのですが、1GBのメモリが搭載されているのではないかと、噂が出ています。
- iPhone 5の「Apple A6」は1GBのメモリを搭載~iPhone 4Sの2倍
iPhoneの過去の機種のメインメモリ容量
AppleではiPhone5はiPhone4Sの二倍の処理速度だと説明していますが、その処理速度アップにはもしかするとメモリ搭載量の拡大が寄与しているかもしれません。
iPhoneの世代別の搭載メモリ量は下記のようになっています。
- iPhone:128MB
- iPhone 3G:128MB
- iPhone 3GS:256MB
- iPhone 4:512MB
- iPhone 4S:512MB
- iPhone 5:1GB?

また、CPUのコア数がどうなっているかなど、わからないことも多数あります。これから、詳細が徐々に判明してくるものと思います。
さらには9月21日は実際にiPhone5を手にする人が数多く出てくるはずです。この利用者から、どの程度、iPhone5がサクサクと動くようになったか評価がウェブ上にアップされるはずです。こちらの報告も非常に楽しみです。
【2012/09/17追記】
iPhone5のベンチマークテスト結果
iPhone5のベンチマーク結果が掲載されていました。
☆iPhone 5のベンチマーク、新しいiPadの約2倍のスコアを記録 | Touch Lab – タッチ ラボ
これによると、アップルからの公式な発表の通り、iPhone4sと比較して2倍のスコアが出たそうです。
【2024年12月17日追記】
メインメモリの容量は増加の一途
メインメモリの容量はOSやアプリの高機能化(肥大化)等に伴い増加の一途をたどっています。とはいえ、感触的にはandroidよりもiPhoneの方がメモリは効率的に使っているような気がします。OSの設計次第でメインメモリの使用量はずいぶん変わります。今から40年ほど前、大型汎用計算機は32MBほどのメモリ容量でミッションクリティカルシステムが運用されていました。当時はプログラムのPSECTとCSECTに分けて、固定的に使える領域は複数のタスクで一つのメモリ領域しか使わないなどの工夫をしながらメモリの使用量を減らすようにしていました。プラスマイナスの符号を持たない変数はサイン無しパック形式に格納したり、1バイトでもメモリを使わないような設計をすることが吉とされていました。それに比べると、今はかなり自由度が増していることに感心することばかりです。
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