野村證券から他証券会社への「株券移管手続き」の有料化を通知

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野村證券

 今日、野村證券から一通の封筒が来ました。その中に「株券移管手続きの有料化について」という1枚の紙が入っていました。

 今まで、野村證券に預けている株を他の証券会社に証券保管振替機構を使って移管する時には手数料は無料で移管ができたのですが、これが2月1日から有料化されてしまうそうです。

 しかも、その手数料は、1銘柄につき20単元以下のときには基本料金525円+1単元当たり525円、そして20単元以上のときには一律10500円となります。複数の銘柄を移管する場合には、銘柄ごとにこの移管手数料が必要になってしまうようです。

 この改訂は間違えなく、ネット証券へ株式が流出するのを防ぐための対処でしょう。IPOの応募に野村證券を使って当選して株式が手には入ったらネット証券へ移管するという場合もあるかもしれないので、このような使い方に対してできるだけ歯止めをしたいという思いもあったものと思います。

 また、2月1日試行なのに対して僅か半月前に通知をしてくるところにも作為的なものを感じてしまいました。すぐに動けばちょうど無料で株券を移管できるものの、ちょっとノロノロしていると有料化のあみに引っかかってしまうという微妙な時期です。(野村證券のサイト上では12月16日に告知されていましたがちょっと気がつきにくそうです)

 既に私は野村證券に預けていた株式は全て楽天証券に移管してしまったので、この通知による影響は特にありませんが、もしネット証券に乗り換えようと思っているものの野村證券へ株式を預けたままになっている方がいらっしゃったら、無料のうちに移管手続きを進めてみてはいかがでしょうか。

【2024年11月27日追記】

 2024年11月現在では野村證券における株式の移管手数料は下記の通りとなっています。

入庫・出庫(税込)

他社への株式移管(20単元未満)基本料金550円+1単元あたり550円(最低1,100円)
他社への株式移管(20単元以上)11,000円(一律)
他社からの株式・投資信託移管無料株式・投資信託移管手数料返金サービス実施中
  • 上記手数料は、1銘柄あたりの金額です。
  • TOB(公開買付け)への参加申込等、当社の定める株式移管については手数料が不要です。公開買付代理人が未定の場合、当社以外の会社が公開買付代理人であることが決定した後にお手続きください。

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