2003年9月27日の16時10分から9月28日の午前6時ごろまで、中央線は高架化工事を始める前の線路移設工事のために三鷹と国分寺の間で運休することを予告していました。しかし、午前10時を過ぎても、まだ電車が動いていないようです。線路の切り替え自体はうまくいったようですが、武蔵小金井付近の信号装置が意図したように動かずに、その保守を行っているようです。
そのために、上空には報道のヘリコプターがひっきりなしに飛び交って、三鷹駅のまわりでは、駅員の説明に従って他の交通機関で振り替え輸送をされているという状況でした。
信号装置は特に心臓部分ですので、工事前に念入りに試験が行われたことと思いますが、やっぱり本番ではうまく動かないことがあるのですね。今回はバスの手配もつかなくなったため、途中でバスの代行運転も中止になってしまったようですが、いろいろな角度からリスクを分析して、必要な対策を立てておく必要があると考えさせられます。
その後、14時前に三鷹~立川間で運転を見合わせていた中央線も、運転を再開したようです。今日いっぱいはダイヤの乱れが続いてしまいそうだということでした。
【2024年6月19日追記】
現在は三鷹駅から国分寺駅にかけては中央線の高架化工事が完了しています。以前はあった踏切も多くが廃止されて、南北交通がとても円滑になりました。
一方で三鷹駅よりも西側の複々線化は行われることがなさそうです。工事が始まる気配はありません。朝の通勤ラッシュで例えば武蔵境駅から三鷹駅の間などはかなり混雑します。少子高齢化によって人口縮小が進むにつれて、乗客が減っていくということはあるのだとは思いますが、混雑緩和のために複々線化を進めておいても良いのではないかと思います。
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